ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】
ーラスタ・ラヴー
美喜「……」
澪「……」
悠「きゅぴゅー、くぁがぁー、う゛ぁんだるぎぉんー…」
美喜「前に続いて…なにコイツ…」
澪「っうか、真っ昼間からよく寝れるな。」
悠「ふしゅるー…」
美喜「…頭にビニール袋かけとこうか。」
澪「死にますって…。とりあえず毛布被せときます…ん?誰か来たみたいですよ。」
?「失礼、こちらではカクテルをいただけると聞いて来たのだが。」
美喜「いらっしゃいませ、けど、うちは夜からの営業なんです。」
?「おや、そうだったのか。悠に聞いて来たのだがそれは失礼した。」
澪「……あれ、あの…もしかして悠の知り合いの方ですか?」
兜馬「知り合いというか、あれの父親だ。」
美喜「あら、そうだったんですか。なら、お掛けください。なにか作りますよ。」
兜馬「よろしいのか?」
澪「はい。どうぞ。」
兜馬「では、お言葉に甘えよう。」
澪「……初対面でいきなりあれですけど、なんか悠と似てませんね」
兜馬「はは。あれは母親似だからな。ときどき、私の血が入っているのか解らなくなるよ。」
美喜「どうぞ、ラムクーラーです」
ラムクーラー
14度中口シェーク
ラム45ml
ライムジュース20ml
クレナデンシロップ1tsp
ソーダ適量
材料をシェークして氷を入れたコリンズグラスに注ぎ、冷えたソーダで満たして軽くステアする。
美喜「ラムをベースにしたクーラースタイルのロングドリンクです。」
兜馬「ふむ、ライムジュースの爽快感がさっぱりとして飲みやすい。」
澪「…けど、仲はいいんですね。悠に話を聞いてうちに飲みにくるなんて」
兜馬「……いや、正確にいえば違う。悠が先生…柳医師と話していてそれを聞いただけだ。私と悠はどうも折り合いが悪くてね。顔を合わせてもギスギスしてしまう。」
美喜「けど、悠と和解したんじゃないの?」
兜馬「そうだ…と思いたい。だが、数年という時間の溝はなかなか埋まらなくてね。やはり蟠りがあるのだよ。きっと、悠も何処かで許せない気持ちがあるものさ。」
澪「そうっすかね。」
兜馬「あぁ。私は少なくとも良い父親ではなかったからね…。自分では良い父親を演じていたつもりだったがあの子を傷つけていたのだから…な。今更何をいっても仕方ないが。失礼、つまらない話をしたね。幾らだ?」
美喜「奢りです。」
兜馬「そうか。ありがとう。では、失礼する。」
澪「良い父親って感じの人でしたよね。」
美喜「そうね。…そこで寝てるのたたき起こしてみる?」
悠「ぐひゅー、はひゅー。」
澪「…いや、起きたら話聞いてみましょう。」
美喜「素直に話すかしら。」
澪「さぁ…悠ですから。」
美喜「……」
澪「……」
悠「きゅぴゅー、くぁがぁー、う゛ぁんだるぎぉんー…」
美喜「前に続いて…なにコイツ…」
澪「っうか、真っ昼間からよく寝れるな。」
悠「ふしゅるー…」
美喜「…頭にビニール袋かけとこうか。」
澪「死にますって…。とりあえず毛布被せときます…ん?誰か来たみたいですよ。」
?「失礼、こちらではカクテルをいただけると聞いて来たのだが。」
美喜「いらっしゃいませ、けど、うちは夜からの営業なんです。」
?「おや、そうだったのか。悠に聞いて来たのだがそれは失礼した。」
澪「……あれ、あの…もしかして悠の知り合いの方ですか?」
兜馬「知り合いというか、あれの父親だ。」
美喜「あら、そうだったんですか。なら、お掛けください。なにか作りますよ。」
兜馬「よろしいのか?」
澪「はい。どうぞ。」
兜馬「では、お言葉に甘えよう。」
澪「……初対面でいきなりあれですけど、なんか悠と似てませんね」
兜馬「はは。あれは母親似だからな。ときどき、私の血が入っているのか解らなくなるよ。」
美喜「どうぞ、ラムクーラーです」
ラムクーラー
14度中口シェーク
ラム45ml
ライムジュース20ml
クレナデンシロップ1tsp
ソーダ適量
材料をシェークして氷を入れたコリンズグラスに注ぎ、冷えたソーダで満たして軽くステアする。
美喜「ラムをベースにしたクーラースタイルのロングドリンクです。」
兜馬「ふむ、ライムジュースの爽快感がさっぱりとして飲みやすい。」
澪「…けど、仲はいいんですね。悠に話を聞いてうちに飲みにくるなんて」
兜馬「……いや、正確にいえば違う。悠が先生…柳医師と話していてそれを聞いただけだ。私と悠はどうも折り合いが悪くてね。顔を合わせてもギスギスしてしまう。」
美喜「けど、悠と和解したんじゃないの?」
兜馬「そうだ…と思いたい。だが、数年という時間の溝はなかなか埋まらなくてね。やはり蟠りがあるのだよ。きっと、悠も何処かで許せない気持ちがあるものさ。」
澪「そうっすかね。」
兜馬「あぁ。私は少なくとも良い父親ではなかったからね…。自分では良い父親を演じていたつもりだったがあの子を傷つけていたのだから…な。今更何をいっても仕方ないが。失礼、つまらない話をしたね。幾らだ?」
美喜「奢りです。」
兜馬「そうか。ありがとう。では、失礼する。」
澪「良い父親って感じの人でしたよね。」
美喜「そうね。…そこで寝てるのたたき起こしてみる?」
悠「ぐひゅー、はひゅー。」
澪「…いや、起きたら話聞いてみましょう。」
美喜「素直に話すかしら。」
澪「さぁ…悠ですから。」