ｰラスタ･ラヴｰ

紅「うーん…どうも厄介だな」

千夜「やりずれぇ…」

悠(女)「にっひっひ」

たゆん、たゆん

紅「けど、眼福だ」

千夜「お前…ウゼ…」

悠「しゃあない。真打ちいきますか」

金剛「お前を止めると思っただけで…ゾクッとするよ。」

紅「おや…金剛の旦那やる気になったのか？」

金剛「あのままって訳にはいかないしな…まぁ、本気で止める訳じゃないし」

千夜「どういうことだ？」

悠「お喋りはあとだ金剛、正面から蹴り」

金剛「フンッ！」

ブンッ！
ﾋｮｲ！

悠(女)「あたらなければどうということもなかったりすりゃー！」

悠「右腕伸ばして裏拳いれろ」

金剛「どらぁ！」

ブォン！
ﾋｮｲ！

悠(女)「おっととぉー」

紅「紙一重で避わしてるのに余裕だな…」

千夜「身軽か…」

悠「ま、そっちに避けたら俺がいるけどな。捕まえた」

ﾋｭﾝ…スカッ！

金剛「あ…」

紅「ステップターン…」

悠(女)「にっひっひ、あーしはこっ…」

ともき「すまん。」

バシャ！

悠(女)「ひゃわっ！？」

千夜「……ともき、いつのまに…」

紅「頭から冷水ぶっかけたのか」

ともき「悠に合図もらってからかな」

戌塚「合図？」

ともき「雨降って地固まる。悠の最後の動きの後、水かけろって事。」

紅「嘘を…」

悠「ともきになら伝わると思ってたよ。」

金剛「俺まで利用しやがったな…」

悠「まあ、そうむくれんでくれ。金剛が俺の指示通りに動いてくれたから、ともきの居る場所まで誘導出来たんだし」

金剛「ふん。」

悠(女)「あーうー…びちゃびちゃぁ…」

戌塚「うわ、エロイぞっガフッ！？」

千夜「テメェはちったぁ反省しろボケ。クソが、帰るぞ…」

戌塚「う、うぃ…だぞと」

美喜「終わったみたいね」

澪「あーぁ、店んなかグシャグシャ」

悠「お前ら…今まで隠れてやがったな」

美喜「関わると損だと思ったからね」

悠「正解だよ。ここの修繕費とか諸々精算しといてくれ。なんなら割増してもいい」

美喜「払ってくれるの？」

悠「ペナルティさ」

美喜「？」

悠(女)「うぅーん…あつぃ…」

ともき「悠、まだ、こっちのゆう(女)酔ってるみたいだぞ」

悠「まったく…」

優日「ちわ…って、なんか荒れてるね」

鈴猫「うわ…どしたの…」
紅「色々あってな」

悠(女)「ふしゃー！」

優日「わっ…とと…ゆう(女)？」

悠(女)「んー…やわらかぁ…」

優日「えと…なに？」

鈴猫「さ、さぁ…」

悠「…をぃ、見てみろ。俺らがいくら気張るより。優日のハグひとつで片がついたぞ」

ともき「ぶっちぎりだな…」

金剛「はぁ、やってられん。酒くれ。」

悠「俺もだ。日本酒熱燗で…」

優日「？？」

悠(女)「すぅ…すぅ…」

鈴猫「あ、あの…優日ちゃん、よかったら代わるよ？」