ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき。すまん、日本酒を氷抜きでコップに一杯分くれ」

澪「来て早々だな…ほら。」

悠「コクコクコク……ぷはっ」

美喜「アル中みたいな飲み方ね」

悠「……やっぱりな」

澪「どした?」

悠「最近家で日本酒飲んでたら味が薄くなった気がしててな……どうやらまおが水をいれてるみたいなんだ」

澪「そ、そうか(実行したんだ…)」

悠「最近ビールは発泡酒に変えられたしよぉ…」

美喜「呑みすぎが原因じゃないの?」

悠「呑みすぎほど呑んでないっての。俺は一人だと、つまみを数多く用意して、チビチビと静かに飲むのが好きなんだから」

澪「一人ならだろ。最近は悠(女)と一緒に呑んでるんだろ」

悠「そりゃ……まおは晩酌には付き合ってくれないから、それなりに呑めるアイツが晩酌相手になってもらうわなぁ」

澪「それなりにじゃないだろ。全く同じだけ呑むだろ」

悠「まぁ、そうだが……」

美喜「アンタ、萃香とかと同種の生き物でしょ」

悠「鬼じゃねぇよ。仮に萃香と同種だったらロリロリしてるっての」

澪「判断基準がおかしいし、それなら星熊はどうなるんだ」

悠「それはそれ。これはこれ。」

澪「……」

悠「っか、俺って妖怪に例えたら鬼なのか?」

澪「吸血鬼もありじゃね?その八重歯なら」

悠「ならキョンシーも可だな。ち~かよるな~みたいな」

美喜「もうストレートに化け猫でいんじゃない?」

悠「にゃーん」

美喜「イラッ…」

悠「軽くイラッってするなよ」

美喜「イラッってするわよ」

澪「はは…」

悠「愛くるしいだろ」

美喜「苦しいわね」

悠「この人怖いわぁ……」

悠(女)「ちぇき。日本酒くれない……って、居たのか」

悠「ごあいさつな奴だな」

悠(女)「他に行くとこ無いのかよ」

悠「無いだろ」

悠(女)「ですよねー。んで……」

「「日本酒」」

澪「雁首揃えて似たようなこというなよ」

悠「しかたないだろ、俺はコイツで」

悠(女)「あーしはコイツなんだから」

美喜「悠はともかく、ゆう(女)はもう少し変化をつけたほうが良くない?」


悠(女)「じゃあ、日本酒甘口で」

美喜「そういう意味じゃ無いんだけど」

澪「しかも、日本酒は変わらないし」

悠(女)「いいじゃんかよ~。呑みたいもの呑んで何が悪い」

悠「よくいった!」

澪「おいおぃ…」

美喜「なんでも良いけど……ちゃんと支払いはしてよね」

悠「……」

悠(女)「……」

美喜「こら、黙り込むな」
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