ｰラスタ･ラヴｰ

悠(女)「ちぇき」

紅「お、ゆう(女)ちゃん。ちぇき……悠は？」

悠(女)「ラジオにいってる」

ともき「あれ…なんかデジャヴが…」

紅「デジャヴ？」

悠(女)「既視感の事だよ。一度体験や経験したこと有るように思うことだ」

紅「解説どうも」

悠(女)「解説ついでにもうひとつ教えてやろう。テストに出すからちゃんと控えておくように」

紅「はーい」

ともき「はーい」

悠(女)「視感とは逆に、見慣れたはずのものが未知のものに感じられることを『未視感』という。」

ともき「ある意味、ゆう(女)のことだよな」

悠(女)「いや、もっと分かりやすく例えると寒くて縮こまったち◯こと普段のち◯ことのサイズの違いとか」

ともき「うん、バカヤロウ♪」

悠(女)「にっひっひ。ちなみに『未視感』は「ジャメヴ」「ジャメブ」「ジャメヴュ」「ジャネヴ」フランス語だと…jamais vuとも呼ばれたりするぞ。」

紅「質問」

悠(女)「はい、紅くん」

紅「結局デジャヴュってどんなあれなんだ？」

悠(女)「どんなあれがどのアレなのかわからんけど…
多くの場合、初めて訪れた場所の風景や会話の内容などに、既視感を持つ場合が多いらしい」

ともき「あ、俺も質問」

悠(女)「なに、あーしの胸のサイズ？」

ともき「なんでデジャヴュって起こるんだ？無意識か？」

悠(女)「嫁に無視られた～」

ともき「嫁じゃねぇっての」

悠(女)「ちぇ、まぁこの現象には、様々な説があって、人間の感覚から神経を通ってきた信号が、脳内で認識され記憶されるという段階で、脳内で認識される作業以前に、別ルートを通り記憶として直接脳内に記憶として蓄えられて、脳が認識をした段階で、既に記憶として存在するという事実を再認識する事によりおこる現象ではないかという説があるよ」

紅「……へぇ～」

悠(女)「解ってないだろ」

紅「小難しい話しは解りたくない」

悠(女)「っか、紅は別にバカじゃなかったよな？」

紅「いや、そうでも無いって」

ともき「っか、今みたいな知識があるお前が凄いよ」

悠(女)「ただの雑学だって、こんなこと知ってたって役にたたないし。勉強ができる訳じゃないから意味はないし」