ｰ宗方フルーツｰ

梓「リッカはツッコミとかできるか？」

六花「なんかからなんかだね」

梓「は？」

六花「えーと…なんだっけー？ほら、悠くんがよくいう…ほら…」

梓「……壁から釘か？」

六花「そうそう、壁から釘だね」

梓「えとさ…それ、六花は藪から棒だねっていって俺が壁から釘ですって流れだと思うぞ。」

六花「……てへっ」

梓「うん、完全にボケだな」

優希「ツッコミがどうかしたんですか？」

梓「あぁ、ちょっとツッコミできる人を……」

優希「？」

梓「優希君はいつも爽やかだよな」

優希「え？そうですか？」

梓「いつもいい笑顔をさりげなくアピール」

優希「は、はぁ…」

梓「さらに効果的に爽やか度をあげるために扇風機で常に風に吹かれるとかどうだろう？」

優希「常に扇風機持ち歩く段階で全然爽やかじゃないですよ！」

梓「合格。」

優希「何がですか！？」

梓「ツッコミがいい感じだ。これも何かの縁だしコンビくまないか」

優希「漫才のですか？」

梓「ああ、けど、悠の適当発言だから多分やらないけど。良かったら考えといてくれ」


優希「は、はぁ…まぁわかりました。」

六花「それよりさー、優希君はなにか買いに来たのー？」

優希「あ、そうだ。なにかオススメのフルーツある？」

六花「あたし的なオススメは名残スイカ、無花果、ピオーネ(ブドウ)かな。微妙にギャンブルせいを出したいなら梨と柿もあるけど」

優希「もう、梨と柿あるんだ……けど、なんでギャンブル？」

梓「ハウス物でかなり早いヤツだから甘い確証がないんだよ」

六花「まぁ、柿はよっぽどじゃないと熟れててのハズレは無いはずだけどー。梨は酸っぱいの多いかもー。」

優希「なるほど、じゃあ、甘いのください」

六花「流石にあたしでも食べてみないと甘いかボンバーかはわからないねー」

優希「甘いあとなにが起こった！？」

ｼｬﾘｼｬﾘｼｬﾘ…

梓「ほい、梨剥けたよ。甘いかどうかはわからないこどこれは俺の奢り。」

優希「いただきます。」
六花「わーい、いただきますー。」

梓「おい…リッカ…」

六花「まぁまぁ、たまには後輩に良いとこをみせたえー」

梓「リッカには嫌ってほど毎日良いとこを見せてるだろ主に店番で」

六花「梓くん、ありがとー！今日もあとで路上ライヴいってくるから、店番お願いねー」

梓「ダメだこりゃ…」

優希「ｼｬｸｼｬｸ…うん、甘い。梨も二つください。できれば甘いのを」

梓「まいどあり。」

六花「優希くんていつも二つ買っていくよねー」

優希「え？そうだっけ……」

六花「アレだよね。紅菜ちゃんの分を当たり前のように買っちゃうっていう、ちぇきだよね。」

優希「ゴホゴホッ…」

梓「バナナ二本サービスしとくよ」

優希「微妙な気の使い方ですね…」