ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇきっす」

ともき「ちわ。」

美喜「いらっしゃい」

しんご「ちぇき」

悠「お、珍しいな」

しんご「今日は澪が非番だからな」

悠「あぁ、類い稀なんだな」

しんご「非凡だな」

悠「夏の帰国ラッシュ。先祖も里帰り」

ともき「お盆だな」

悠「肩こりに利くよな」

しんご「エレキバンってもう全然違うわ。」

悠「俺は違いが分かる男だからな。」

ともき「意味が通ってないって……」

美喜「はぁ…今日もこんなノリでいくのね」

悠「出始めはこんな感じでいかないと混乱するだろ」

しんご「完全に余計なお世話だからそれ」

悠「20XX年…池袋は核の炎に包まれた…」

ともき「世紀末覇者的なのもいらんから。っか、池袋限定かよ…」

美喜「やっと、終わったのね」

悠「疲れたけど何年後には楽しかったと…」

ともき「そんな大がかりなことしてねぇよ!だいたい今のが楽しかったと言えるか」

しんご「それよりなんか作ろうか?」

悠「どこも破れてないぞ」

しんご「繕うなんていってねぇよ。なんでファーストフード感覚で縫い物受けるんだよ」

悠「そういう新サービスかなって」

しんご「いいから、どうするんだよ」

悠「オススメは?」

しんご「ラム(ホワイト)があるぞ」

悠「じゃあ、プランターズカクテル。ともきにも同じものを」

しんご「了解」

ともき「プランターズカクテル?」

悠「プランターは「農園主」ほかには「農園で働く人」のことだ。南国生まれのカクテルらしく、オレンジジュースをたっぷり使ったトロピカルなカクテルだ」

しんご「それ…俺の台詞じゃね?」

悠「じゃあ、どうぞ」

しんご「……」

ともき「いやな事件だったな」

しんご「まったくだ。」

悠「えぇ…トミタケかよ」

美喜「アンタラさ…毎日疲れない?」

悠「つかれるよ」

ともき「お前は疲れないだろ!」

悠「肉体的にも困憊、精神は崩壊気味だよ……だから、寝ていいか?」

しんご「今の流れでどうやったら「だから」がでてきた」

悠「わかってる。ちゃんと金は払うよ」

しんご「いやいやいやいや、そうじゃなくてさ」

悠「みんな、何かいったと思えば金金金。俺はそういうしがらみが嫌だから闇金業をやめたんだよ!」

ともき「やめて正解だよ!っか、嘘だろ」

悠「嘘か本当かと聞かれたら純度120パーセントの嘘だ。けど、続ける。金を借りた側の誠意なんてものは一にも二にも金を返すこと、ただそれだけなんだよ!」

しんご「聞いてないよ!」

美喜「金は命より重い」

ともき「なんで急にいったんですか…」

美喜「ちょっと混ざりたくなったのよ。」

悠「キャッシュか?!」

しんご「即金でくれともいってないから」

悠「金金金!みんなそんな物に拘るからいけないんだ!」

しんご「ちょっと……落ち着いてくれマジで。怖いから」

悠「このキャラはダメか」

ともき「最近、本当に不安定だな…」
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