ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき。」

真桜「なの~」

澪「いらっしゃい。」

紅「ちぇき。」

ともき「よっす」

紅「珍しいな嬢ちゃんが出歩いてるって」

真桜「最近は暑くないからななの」

悠「ともき、なに飲んでんの?」

ともき「コーラルだ」

澪「いい、アプリコットブランデーが入ったんだ」

悠「へぇ、いいな。んじゃ俺もひとつちょうだい。」

紅「なるほどな。俺はまた出来ちゃったから悠とラヴラヴしてるのかと、思った」

悠「ブッー!」

ともき「ぶわっ!?こっち向いて吹くな!あーもー…」

悠「す、すまん…っか、紅なんったいま?」

紅「いやぁ、禅が悠と嬢ちゃんがアレしてるゲームやってたから」

悠「ぜえぇーん!!」

真桜「真桜としてはリアルでも受け入れてやる覚悟はできてるなの」

悠「シャラップ!」

澪「お前も大変だな…」

悠「くそ…いったいどこで俺にロリコンの称号が付きだしたんだよ……あれか、いい匂いがしたと思って、フラフラ~と匂いの元を辿ったら、いろいろあって熊と戦った時か…なんちゃって」

ともき「良い病院とか紹介しようか?」

悠「正気だっての!」

ともき「完全にあぶない人だよ、お前。酔ってるのか……?」

悠「俺はこうみえて生まれてこのかた酔っぱらった記憶が一切ないんだ!」

澪「記憶が無い時点で大問題なんじゃないのか……」

悠「まぁ、主治医も同じこといってたけどもさ、俺は大丈夫だって、気にすんな。」

ともき「俺は大丈夫ってセリフ、ある意味死亡フラグなんだけど」

悠「死ぬわけ無いって。酒で死ぬなら飲み始めて半月後とかに死んでるよ。いやいや、そうじゃなくてさ、俺が言いたいのはそうじゃないんだ」

紅「なにがいいたかったんだ?」

澪「さっきからいってることがおかしいけど大丈夫か?」

真桜「酔ってるかなの?」

ともき「ちょっと横になったほうがいいんじゃないか?」

悠「全員が全員心配してんじゃねぇ!っか、たかが一杯くらいで酔えないよ!」

ともき「あぁそう」

悠「俺が言いたいのはさ、俺が知らないところでその話題もちきりなのか?」

紅「誰も銀行強盗とかしてないぞ」

悠「誰も銀行強盗の話題なんか出してないっての!アレの話だよ」

紅「アレ?」

悠「真桜のアレだよ」

紅「あぁ、まぁーそんな広まってはないと思うぞ」

悠「本当だろうな。あんまり言われると泣くぞ!いいのか泣いて?俺の泣きはそんじょそこらの泣きとはワケが違うぞ!」

ともき「めんどくさいなぁ、この酔っぱらい」

悠「酔ってないっての!」

真桜「なぁ…なの」

ともき「どした?」

真桜「もう帰っていいかなの…」

ともき「いいけど、なんでそんな急にテンション落ちてるんだ…」

真桜「このコントに真桜は必要ないからなの…」

ともき「コントって…まぁ、気を付けてな」

真桜「悪いななの。ともきの優しさは東京の隅っこを包み込むなの」

ともき「なにその微妙な感じは!?」
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