ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ーラスタ・ラヴー

悠「っか、揺光なら別にいろんな暇のつぶしかた知ってるんじゃないのか。」

揺光【朝から晩まで人間を無限鳥居に迷わせるとかか?】

悠「妖怪か!」

ともき「いや、妖怪だろ」

悠「あぁ、そうか」

揺光【そうじゃ。思い出したなら敬え】

悠「妖怪のなにに敬意をはらわないといけないんだよ。」

揺光【稲荷大明神には手をあわせるじゃろ?】

悠「大明神は神ってついてるじゃん。お前は妖怪。妖しい怪奇だろ」

揺光【面妖な言い方をするな妖しく色っぽいとゆえ。】

悠「うっさいよ。お前は色っぽいじゃなくエロっぽいんだよ」

揺光【エッチで綺麗なお姉さんは好きじゃろ】

悠「はい、大好きです」

ともき「をぃ…」

悠「うぉ…なんという妖術」

ともき「妖術関係無いし…今の素だろ」

悠「やん、ともきゅん、焼きもち?もう、可愛いんだから」

ともき「……」

悠「ツッコミスルー禁止!」

ともき「ちぇ…」

悠「やめてくれよ。ともきがツッコミ入れてくれないと俺の存在意義が限りなく薄くなるんだから」

ともき「俺はお前のいったいなんなんだよ」

悠「やあん、そんなこと俺の口からいわせんなよバカ。」

ともき「すいません。救急車お願いします。緑のやつを」

悠「それ都市伝説だから」

ともき「目の前に妖怪がいて都市伝説とかいわれてもなぁ」

揺光【何じゃ、それをいったら悠そのものが妖みたいなもんじゃろ】

悠「誰が妖怪じゃい。」

揺光【というか、暇じゃ…。悠、酌でもせい。】

悠「断る」

揺光【こんな美人に酌ができるチャンスじゃぞ?なんならちょっとくらいお触りも……】

悠「澪、日本酒をボトルでくれ。」

ともき「おいこら、色欲モンスター」

悠「だから、人をモンスター扱いしてんじゃねぇ!」

揺光【くっくく、ヌシらは本当に見ていて厭きぬわ。】

悠「だろ。けど、見せ物じゃねぇぞ!」

ともき「お前の言動行動のせいで見せ物になりつつあるのわかってるか?」

悠「む、やはり溢れでるカリスマは無意識に人の視線を集めてしまってるのか…やれやれだぜ」

ともき「視線を集めてってより、奇行に思わず二度見するって感じだけどな」

悠「そんな人を問題児みたくいうなよ」

ともき「安心しろ。悠は問題児じゃないよ」

悠「おっ!」

ともき「手に終えないだけだ。」

悠「問題児じゃん!」

揺光【児童ではあるまい。問題生物じゃ】

悠「すっげぇ危険な生き物に聞こえるんだけど」

美喜「毒とか持ってそうね」

悠「をぃ…」

ともき「普通に毒舌はあるよな」

悠「とめきゅん!?」

ともき「とめきゅんって誰だよ。」

揺光【妙な噛み方をするのぅ。】

悠「いやぁ…まさか、フォローなしとは思わなかったから。」

揺光【毒舌、二枚舌…ヌシは本当に舌を操るのが得意じゃのう】

悠「うわーなんっ……か腹立つわぁ」
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