ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ーラスタ・ラヴー

悠「しかし、秋といってもピンと来ないよな。」

真桜「それはお前に季節感がないだけなの」

悠「えー…貴女が言いますか」

真桜「どういう意味だなの」

悠「俺はまだ四季にあわせたセクハラと服装がかわるけど、まおは年中そのワンピースだろ」

真桜「……」

悠「あら、無視られた」

ともき「四季にあわせたセクハラってなんだよ…」

悠「春は春風になびくスカートから覗くパンチラに萌えて、夏は水着と短パンの隙間から見えるパンチラに萌えて、秋はナマ足とニーソの移ろいに萌えて、冬はふかふかのカーディガンや触れあいに萌える。さらに細かく言えば…」

ともき「わかった。十分だ。」

悠「こっからが本番なのに」

金剛「なんの本番だ」

悠「まぁ、色々とねん。たか、金剛おひさ」

金剛「おっそいな。俺、お前より先に居たよな?っか、わざわざ隣に座ってるし」

悠「すまんつい…」

金剛「ついってなんだ、ついって」

ともき「まぁまぁ、落ち着いて」

真桜「図体のわりに細かい野郎なの。デカブツなの」

金剛「なんで、この娘こんなに機嫌が悪い」

悠「それが通常運転だ。まおクォリティ」

ともき「……(座ってる位置のせいじゃないか?)」
美喜「なんでわざわざ二人がけのソファだけど、金剛ひとりでギリギリなのにその隣に座ってたのかしら」

悠「金剛の体温を感じたかったから…エンダァー!」

金剛「さぶいぼがでるから止めろ」

悠「なんだよ。嫌がるなよウリウリ」

金剛「すりつくな…髪がこそばい」

悠「ウリウリ~」

金剛「なにがしたいんだ…」

真桜「デカブツが…なの」

ともき「(恐っ…)」

悠「そうだ。今日の夕飯は金剛とこで焼き肉にするか」

真桜「断るなの」

悠「早っ…え、なんで?」

真桜「なんか腹がたつからなの」

悠「?」

ともき「はは…」

金剛「っか、今日うち定休日だぞ」

悠「ぬかった!?」

澪「あぁ、それでうちに顔出しに?」

金剛「まぁな。柏もなんか仕事で用事らしいし」

悠「アイツの名前を出すなよ…酒が不味くなる。澪、おかわり」

澪「はいはい。」

金剛「そんなに毛嫌うなよ。従兄だろ」

悠「アイツを好きになるくらいなら夏休みの宿題やる方がましだ。」

金剛「いや、それはやれよ。というか、まだやってないのか!?」

ともき「やってないもなにも…コイツ全部学校に置いて帰りましたからね」

金剛「業のなせる行動だな…」

悠「いや、ともきそれは違うぜ。」

ともき「え?」

悠「着払いで黒井せんせから家に郵便されたからな!」

ともき「それでもやらなかったのかよ!」

悠「やらなかった。しかも、支払いしたのが…」

真桜「真桜なの。半殺しにしてやろうかと思ったなの」

悠「したじゃん!」

真桜「なのー」

ともき「っか、早めにやれよ」

悠「気が向いたらな」
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