ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ー小鳥遊邸(広間)ー

悠「パリポリカリボリボリ…パリポリカリボリボリ…パリポリカリボリボリ…(さて、夜までどう時間潰すかな…っか、行こうか…止めようか…)」

真桜「おいなの」

悠「あー、なんだ?」

真桜「あの臭いのは帰ったのかなの」

悠「臭いのって…拳二の事か……」

真桜「物凄く煙草クサイなの」

悠「アレは動くニコチン袋だからな。」

真桜「しかも、アレの吸う煙草はとくにクサイなの」

悠「シンセイだからな。ニコチンもタールの量も多いんだ。」

真桜「死ねばいいのになの」

悠「ハッキリいうよな…」

真桜「それであのゴリラは何しにきてたなの」

悠「俺の顔見にきただけだそうだ」

真桜「そっちの気があるのかなの」

悠「アイツは俺以上に女好きだよ」

真桜「そうかなの。」

悠「あぁ、そーなのだー」

真桜「イラッとするからやめろなの」

悠「お前の機嫌の悪さが本気で怖いよ…」

真桜「暑すぎなの。もうぬぐなの」

悠「その薄っぺらいワンピースしか着てないだろ脱ぐな。」

真桜「じゃあ、下着は脱いでいいかなの」

悠「なんのプレイだよ」

真桜「ノーパン健康法なの」

悠「なら、俺は赤パン健康法だな」

真桜「暑苦しい色の下着つけてんじゃねぇぞなの」

悠「ついにはパンツにまでキレられたよ!?」

真桜「はぁ、暑いなの」

悠「……アイスでも食うか?」

真桜「愛してるぞなの」

悠「やっすい愛だな…をぃ。」

真桜「愛はプライスレスなの」

悠「はいはい…じゃあ、ちょっと準備するよ」

真桜「なのー」


~少年準備中~


悠「ん、バニラでいいよな。」

真桜「うむなの。お前はなになの?」

悠「バニラアイス、梅酒かけ」

真桜「この前はかき氷にもかけて無かったかなの」

悠「あれはあれで美味い。」

真桜「あっそなの」

悠「っか、俺はお前のアイスの消費量が心配だよ」

真桜「暑いのだからしかたないなの」

悠「あぁ…そうっすか。そうだ。ともきが桃のシロップ浸けをくれたから凍らしといたぞ」

真桜「ともきに愛してるぞと伝えておけなの」

悠「だから、お前の愛はやっすいな…」

真桜「安心しろ、真実の愛はお前にのみやるなの」

悠「なんか…やっぱり安っぽ…サクッ…ぎゃああぁ!」

真桜「ふぅ…なの」

悠「フォークで額を刺すな!」

真桜「お前が失礼な事をいったからなの。」

悠「えぇ…いや、うん、安くありませんから、フォークを置いてください。俺は貴女にも拳二にも愛されてます」

真桜「真桜とあのゴリラを同列にみるななの」

悠「なら、まおにもともきにも愛されてます」

真桜「それならいいなの」

悠「お前の中の友好ランキングってどうなってんだ…」

真桜「ベストは…一位翡翠、二位マリオ、三位ともき、四位オールバック(千夜)、五位バロン…」

悠「すまん、千夜と接点あったか?」

真桜「アレはうるさくないなの。」

悠「優日とかは?」

真桜「天然はやりずらいからアウトなの」

悠「崇や氷室さんとかは?」

真桜「アレらは腹に一物抱えてるから心底は信用できんなの」

悠「なる……っか、お前の親友デイジーは?」

真桜「は?親友?いいとこセロテープの次くらいなの」

悠「わぉ…」
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