ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ー宗方フルーツー

六花「おや、ともき君、いらっしゃーい」

ともき「よす。」

梓「なにか探し物か?」

ともき「桃ある?」

六花「あるよー。いくつ?」

梓「いちダースくらいか?」

ともき「食えるか!」

六花「それでおいくつ?」

ともき「とりあえず三個でいいや」

六花「まいどあり。梓くん、包んでー」

梓「あのさ、仕事中にギターの手入れはやめないか?」

六花「これが、あたしの仕事だー!」

ガゴッ!

六花母「このバカ娘!ちゃんと働きな!」

六花「っ~…」

六花母「ごめんねぇ、梓くん。ふざけてたらドリアンで殴っていいから」

梓「いや、それ死にますから…」

ともき「頭大丈夫か?」

六花「うぅ…割れてない?」

ともき「あぁ、割れてはないな…」

六花「ほんと?ミソ的なのでてない?」

ともき「グロいな…」

小雪「こんにちはかな~」

梓「あ、いらっしゃい。」

ともき「お、よっす。買い物か?」

小雪「ともきくん。こんにちはかな~。うん、桃を買いにきたかな」

六花「およ。桃人気だねーいくつ?」

小雪「18かな。」

六花「十八個!?」

ともき「……小雪、年を聞いたんじゃなく、桃をいくつ買うか聞いたんだ」

小雪「……はずかしいかな///」

六花「うはぁ…可愛いー。」

ぎゅー

小雪「あ、あぅ~」

六花「ちっちゃい~」

小雪「ちっちゃくないかな!……リッカちゃんは大きいかな…」

ともき「たしかに…」

梓「でかいな…」

六花「えっへん!」

六花母「図体ばかり大きくなって…はぁ…」

六花「お母さんは引っ込んでて!」

六花母「はいはい、ちゃんと働きなさいよ」

六花「ったく」

梓「それで、小雪はいくつ買う?いちダース?」

小雪「そ、そんなには買えないかな」

ともき「ツッコミができない子なんだから止めたげろよ」

梓「うん、すまん」

小雪「えと、じゃあ5つもらおうかな」

六花「はい、毎度ー。」

梓「っで、結局俺がやるのな」

ともき「桃でなにか作るのか?」

小雪「桃のジュレとムースケーキかな。ともきくんは?」

ともき「あぁ、まだ暑いから、まるごと凍らせてかき氷にしたら良いかと思ってな」

小雪「あーそれも美味しそうかな。つかさちゃんがうやらましいかな」

ともき「…そこでつかさの名前がどうしてでる」

小雪「あれ?違うのかな?かな?」

ともき「違う…くはない」

六花「ちぇき~」

梓「ちぇき~」

ともき「うっさい!小雪は誰に食べさせるんだ?」

小雪「優日ちゃんかな」

ともき「なるほど…」

六花「あたしも食べたいなー」

梓「俺も」

小雪「じゃあ上手にできたら持ってくるかなー♪」

ともき「悠には?」

小雪「小鳥君は…食べてくれるかかな?かな?」

ともき「あれは何でも食べるさ。チョコさえ使わなければ」

六花「けど、悠くんの場合料理闘争心に火をつけそうだよねー」

梓「それはそれで俺はごちそうになれるなら全然おっけーねだな。」
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