ｰラスタ･ラヴｰ

悠「はぁー…はぁー…」
ミハイル「ぜぇー…ぜぇー…」

美喜「やっと静かになったわね。」

悠「コイツが…はぁー…しつこいから…はぁー…」


ミハイル「ぜぇー…な、なにをゆう。たかなしゆう…ぜぇー」

悠「はぁー…人の名前で…ボケんじゃねー…はぁー」

美喜「アンタラもうしゃべんない方がいいわよ…マジで」

悠「はぁー…はぁー…っか、ともき達は？」

澪「二人のノンストップボケに呆れて帰った。というか、全員帰ったけど。」

ミハイル「ふむ、知的なやり取りについていけなかったか。まぁ、凡人は仕方ない。」

美喜「……」

澪「どうかしました？」

美喜「いや、私基本的には子供嫌いじゃないんだけど……あの子はなんかねぇ」

悠「っか、お前国に帰らないのか」

ミハイル「仕事したくない。」

悠「それは同意する」

ミハイル「お前は仕事していないだろ。」

悠「まぁな！」

澪「(なんか、似てますね)」

美喜「(そうね…。)」

悠「喉乾いたな。ソルティドックもらえるか」

澪「はいよ。」

ミハイル「僕ももらおう。」

美喜「アナタ未成年でしょ」

ミハイル「そんなもん、ソイツも同じだろう」
↓
悠「あー？」

美喜「そいつはいいのよ」

ミハイル「しかし、ソルティ(塩)ドック(犬)とはプードルなんかだと毛と塩のからまりがハンパないだろうな。」

悠「だろうな。シェパードとかにしとくのが無難かもしれないな」

ミハイル「土佐犬だとよりゴツくなるんじゃないか」

澪「……止めます？」

美喜「あのやり取りに乗っかるのしんどいわ……ちょっと誰かツッコミ呼んできてくれない？」

澪「たぶん、二人揃っての相手はともきでも断ると思います」

美喜「でしょうね」

ミハイル「スクリュードライバーはやはりドライバーで酒をクルクル回すんだろうか」

悠「バカだな。酒の入ったカップにスクリュードライバーを打ち込むんだよ」

ミハイル「なるほど、それで攪拌するんだな。」

悠「んなわけあるか。バカ野郎」

ミハイル「お前に合わせて話してやってるんだバカ野郎。」

悠「あー？なんだと下等生物」

ミハイル「言われてるぞ」

悠「お前の事だよ！」

美喜「あのさ、もう帰ってくれない？」

悠「なんで？」
ミハイル「なんで？」

澪「……」
美喜「……」

悠「なんだ、二人して熱視線を浴びせてきて。」

美喜「コミュニケーションブレイクし過ぎじゃない？」

悠「目と目で通じ合えばそれでいいじゃないか」

美喜「通じ合ってないし…」

ミハイル「ところで、塩犬はまだか？」

美喜「……澪、その辺で野良犬捕まえてきて」

澪「落ち着いてください」

悠「じゃあ、俺砂糖猫で」

ミハイル「なら、僕は胡椒パンダだ！」

澪「意味がわからんわ！」