ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ーラスタ・ラヴー

美喜「……なにかしら」

澪「……なんだろう」

翡翠「…?…」

バタン!

悠「ちぇき!」

要「逃げんなゴラァ!」

美喜「ちょっと…何事よ!」

要「射程内だ」

悠「うぉ…ベレッタ」

要「覚悟…」

バスバスバスバス!

悠「翡翠、こっち来い!」

翡翠「…?…」

悠「幼女シールド」

要「!!?」

ドスドスドス

澪「えぇ…撃った銃弾より早く飛び出て自分で受け止めたよ」

要「ぅぅ…」

悠「ふぅ…おーい、縄と手錠と持ってきてくれ」

澪「あぁ…わかった。」

シュルシュル…ギュッ!
ガチャ!

悠「よし、これで動けまい」

美喜「ちょっと待ちなさい!それよりアンタ…翡翠ちゃん盾にしたわよね!」

悠「大丈夫、それも計算済みの行動だ」

澪「と、いうと?」

悠「要ちゃんはロリコ…幼女フェチだからいくらマジギレでも幼女には危害は加えない。逆にいえば幼女が危機ならそっちを優先する。なら自分の撃った弾が幼女にでも当たりかけてみろ、それこそ命がけで止めるだろ。」

要「ぅぅ…」

澪「仮に間に合わなかったらどうしてたんだよ。」

悠「俺が撃たれてたさ。幼女シールドとかいったけどこの位置まで掲げてたらまず翡翠にはカスリもしない。どっちに転んでも倒れてたのは俺か要ちゃんの二拓さ」

翡翠「……」

美喜「けど、性悪な手段過ぎない?」

悠「弱い人間が知恵を絞るのは当然だろ。卑怯で結構コケコッコーだ」

乱「はぁはぁ…や、やっと追い付いたっす…。悠さん蜂の巣に…なってない!?」

悠「おう、穴は増えてないぞ」

歩「あら、こっちはダウンして動けなくなってるわね。」

悠「卑怯で卑怯で卑怯なてで押さえ込んだからな。」
歩「ほらね。無事だったでしょ」

乱「ガーン…兄貴が負けるなんて」

澪「いや、負けちゃいないけどな。」

悠「そうだ。真っ向勝負云々なら物の一分で蜂の巣だよっと。」

グキッ!

要「ハッ!くっ!コラ、悠!!お前は~」

悠「はいはい、お黙りなさいって。」

要「むぐー!」

悠「コイツは…少しお仕置きが必要みたいだな。」

乱「兄貴に拷問なんか無駄っすよ」

悠「俺がそんなことするように見えるか?」

「「「うん」」」

歩「満場一致ね」

悠「……翡翠、ちょっと」

翡翠「…?…」

悠「要兄ちゃんな、俺を撃とうとしたんだぞ。どうおもう?」

翡翠「…ひどい…」

要「!?」

歩「あら…固まっちゃったわね」

乱「真っ白っす」

悠「こうかはばつぐんだな」

澪「どーすんだよ…」

悠「反省してるみたいだし。フォローもしてやるさ。」

美喜「フォロー?」

悠「ロリコ…幼女の一言に落ちたなら、幼女の一言で戻せばいい」
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