ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

悠「今日の晩飯なに?」

ともき「自然に俺に作らせようとするな。たまには悠が作ってくれよ」

悠「zzz…」

ともき「寝るな!」

悠「おぉぅ…ついつい…睡魔が」

小雪「二人はどういう仲なのかな?」

悠「雄ねじと雌ねじな仲かな」

小雪「?」

悠「ガッチリハマリ合うってことだな」

ともき「うっせぇよ。」

悠「で、何が食べたい」

ともき「じゃあ、ハンバーグとか?」

悠「ハンバーグ…ハンバーグなぁ。つかさを満面の笑顔で幸せいっぱいハートキャッチのちぇきちぇきにできる程のハンバーグを作れるともきに出せるハンバーグなんて俺に作れるかな」

ともき「殴るぞ」

小雪「つかさちゃんは幸福者かな」

ともき「コホン…」

悠「いっひっひ。じゃあ、graisse de rognomを使ったハンバーグを作るか」

澪「グレッスドゥロニョン?」

小雪「ケンネ油のことかな」

美喜「ケンネ油ってなに?」

小雪「牛のヒレ肉と腎臓の間にある脂の固まりかな。ハンバーグとかにつかうとグンってなってトローなのかな♪」

美喜「やだ、なにこれ可愛い」

悠「いやいや、説明になってねぇし」

澪「はは…それでどうなるんだ?」

悠「ケンネ脂は融点が低くてわずかな熱ですぐに溶ける、だから、脂を刻んだ肉に加えると旨味がグンとまして肉自体の味も引き立たせ口当たりもソフトになるんだ」

澪「へぇ」

悠「まぁ、調理時間は結構かかるけどな。」

澪「めんどくさがり屋世界代表の悠がそんなの作れるのか?」

悠「俺は基本たしかにめんどくさがり屋だが。料理に対する妥協は無い!」

澪「えぇ…」

悠「料理はな手間と時間さえ惜しまなければ必ず美味くなる。だから俺は作るときは一切の妥協を棄てる!」

小雪「おー!小鳥くんかっこいいかな!」

ともき「なら、毎日作れよ」

悠「それはめんどくさい」

ともき「コノヤロー」

悠「きゃっきゃのきゃ」

美喜「そうだ、小雪ちゃんもお料理好きなのよね」

小雪「好きかな。けど、お菓子作りの方が大好きかな♪」

美喜「…ねぇ、持ってかえっていい?」

ともき「堂々と誘拐発言しないでください」

悠「っか、小粒がつくるのって、洋菓子ばっかだろ」

小雪「和菓子も作れるかな。」

悠「あ、そうなんだ」

小雪「…って、小粒じゃないかな!」

悠「遅っ…」

ともき「小粒は止めたげろよ」

悠「あとはホルスタインくらいしか…あ、ミルタンク?」

小雪「セクハラもセクハラすぎるかな!」

悠「お前セクハラの意味わかってるか?」

小雪「セクションハラスメントかな!」

悠「帰れ。」

ともき「セクションって…」

悠「あ、ちなみにパワハラは?」

小雪「パワハラ…パワフルハラスメント?」

悠「実況パワフルプロ野球か。」
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