ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

紅「なーなー千夜ちゃん、壁蹴り飛びできるか?」

千夜「……」

悠「話を蹴ってるな。」

ともき「ドヤ顔してるけど全然うまくないぞ」

紅「んー暇だなーー」

千夜「…帰る。」

紅「あり?マジで?……俺も帰るかな」

悠「じゃ、俺らも帰るか。」

ともき「なら、スーパー寄っていくから」

悠「うい、把握。今日は天ぷらとかがいいな」

ともき「せめて冷たいもんにしろ……っか、またうちで食っていく気か」

悠「俺んちで作ってけばいいじゃん。っか、泊まってけば」

ともき「なんか、二日に一回はお前んちに居る気がするよ…」

悠「いっひっひ。いいじゃないか」

澪「一気に帰りましたね」

美喜「そーね…」

澪「どうかしましたか?」

美喜「微妙になんか引っ掛かってるのよ」

澪「楊枝いりますか?」

美喜「歯に物がかかってるわけじゃない!」

澪「じゃあ何が?」

美喜「なにかこう…悠に騙されてるような」

崇「……」

澪「あ、いらっしゃいませ」

紅「ただいま」

美喜「戻ってきたの…」

紅「崇さんが見えたからな」

崇「……ワイルドターキーを頼む」

澪「はい。」

鈴猫「こんにちは。あ、崇と皇くん。」

崇「あぁ。」

紅「ちぇき、悠ならいないぞ」

鈴猫「別に悠が居るとか居ないとかで来てる訳じゃないから…」

紅「その割にはキョロキョロと見回してたようだけど?」

鈴猫「なっ……す、少しだけ気になって悠を探しました…」

崇「別に誰とはいってないけどな」

鈴猫「う~!!」

紅「あはは~。」

鈴猫「そこ、笑わない!」

紅「っか、花王は何しに来たんだ?」

鈴猫「あ、そうだ。お母さんがメロンリキュールの60?っていうのを探してるんだけどここに置いてない?」

美喜「有るわよ。澪、一本だしてあげて」

澪「うい。」

鈴猫「ありがと、お代は?」

美喜「別にいいわ。花を持ってきてくれてるお礼」

鈴猫「ありがと。」

崇「時間があるならやってくか?」

鈴猫「崇と同じのは飲めないわよ。」

紅「んじゃ、俺が付き合いますよ崇さん♪」

崇「お前は気がついたら寝てるからな…」

紅「いやぁ、どうも強い酒はすぐに酔っちゃって」

鈴猫「飲まなきゃいいのに」

紅「崇さんの誘いを断るわけないだろ。」

鈴猫「はいはい、すいませんでした。」

崇「……もう少し酒に強いのが居ないと張り合いがないな」

鈴猫「いや、崇に張れるのがそうそう居ないでしょ」

崇「悠、薫、本郷…あぁ、それに月見里がいたな。」

紅「優日の子猫ちゃん酒強いっすからね」

鈴猫「そういえば本郷さんは?」

崇「奴なら今日は本職の方の顔だしと六花とレコーディングの打ち合わせだそうだ」

鈴猫「本郷さんも多忙ね」

崇「アイツは忙しいのが好きだからな。」

紅「っても、本郷は崇さん第一っすよ。」

鈴猫「あれ、じゃあ今日は歩き?」

崇「いや、本郷が別の奴を用意してある。」

紅「万能だ…」
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