ｰラスタ･ラヴｰ

悠「ぱーるーぱーるりぱーるりらー♪みんなーしねばいーのにー☆ぱーるーぱーるりぱーるりらー♪みんなーしねばいーのにー☆」

美喜「人の店で妬み100%な歌熱唱するのやめてくれないかしら。」

悠「パルスィかあいいよ。パルスィ。」

澪「駄目だ。話聞いてない。」

悠「と言う訳でなんか一杯作ってくれ。。」

ズデン！

澪「あいたた…」

美喜「っ…」

悠「二人ともなに転けてんだ？」

澪「お前の会話テンポのおかしさについてけないんだよ！」

美喜「あーもーおしり打ったじゃん…」

悠「痛みが引くまで撫でようか？」

美喜「うっさい！変態」

悠「変態と言う名の紳士だよ。」

澪「はぁ…エメラルドクーラーお待たせ。」

エメラルドクーラー
7度中口シェーク

ドライジン30ml
グリーンペパーミント15ml
レモンジュース15ml
シュガーシロップ1tsp
ソーダ適量
マラスキーノチェリー

ソーダ以外の材料をシェークして氷を入れたグラスに注ぎ、冷えたソーダで満たして軽くステアし、マラスキーノチェリーを飾る。

悠「うん。グリーンペパーミントとレモンジュースをソーダで割った清々しい飲み口が夏向きだな。この宝石を思わせる透明感あふれるエメラルドグリーンが美しいな。」

澪「気に入ってもらえてよかったよ。」

悠「あ、そうだ。この前いいともに呼ばれたんだが。」

澪「はっ、はぁあ？！」

美喜「い、いいとも？！」

悠「うん。」

美喜「え、え？誰に呼ばれたの？有名人？」

悠「は？」

澪「は？って…お昼のいいともだろ。タモリさんの。」

悠「いや、【世界名探偵友の会(せかいめいたんていとものかい)】略して【いいとも】だが。」

澪「…お前の略し方には悪意を感じるな。っか、略しかたおかしいだろ。」

悠「溢れる教養、足りない栄養だ。」

美喜「わざとね。はぁ…なんか疲れた。…で、その探偵友の会って？」

悠「うむ、マチュア～正規の探偵が集まる世界規模の協会みたいなもんだ。事件の謎解きの依頼なんかを受けて派遣したりするのが主な活動なんだが、前々から正規会員の誘いが来てたんだが断り続けていたんだ。けど、今回ちょっと話を聞いてみようと思ってな。。」

澪「何でまた？」

悠「探偵仲間とは言わないが知り合い二人が会員らしくてな。」

美喜「どんな知り合いなの」

悠「一人は天才と天災を足して割ったような男だ。ガメツさと悪どさもなかなかだけどなかなかの科学者。この前もわずか二秒で目玉焼きができる装置を開発してたな。」

美喜「朝とか便利ね。」

悠「ただ、体育館でもなけりゃ入らない大きさのうえ、一台つくるのに三億円掛かるらしい」

澪「三万円でも売れねぇよ。」

悠「天才科学者なんだが時々わけのわからんものをつくるんだ。」

澪「……それで、もう一人は？」

悠「おそらく世界一無理の聞く少年探偵だ。」

澪「あ、まともだ。」

悠「ただ、金がロマンで超武闘派。許せない種類の人間がこの世に三千種くらいいて、その最たるものが貧乏人とケチ臭い金持ちと謝罪で自ら許しをこう奴らしい。」

美喜「とりあえず。今日から悠は友達を選びなさい。」