ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7
ーラスタ・ラヴー
悠「ちぇき。ブルーフロートひとつくれ」
紅「お、似合いそうなのが来た」
悠「あん?」
紅「ほい、パス」
ヒュンヒュン!!パシッ!
悠「うぉっ?!おま……アホか!抜き身の刀投げんじゃねぇよ!」
ともき「よく掴めたな…」
悠「掴まなきゃ刺さってるだろ!」
紅「刃引きしてるし、模造刀だから大丈夫だって。」
悠「刃引きしてても切っ先は尖ってをだから刺さるだろ!!」
紅「悪り、悪り」
悠「ったく、んでこの刀どしたよ」
澪「倉庫で埃被ってたんだ」
悠「どういうこっちゃ」
美喜「何でもかんでも突っ込んでるからね。いるなら持って返っていいわよ。」
悠「持って返ってもなぁ」
ヒュン!ヒュン!
紅「悠は日本刀が似合うな。和柄の服がぴったり」
悠「下は軍パンだけどな。っか、俺に合う武器はないぞ。」
ともき「スコップとか鍬ならどうだ?」
悠「農作業用の武器だな。それなら確かに俺にはぴったりだわ。」
紅「スコップで頭しばいて埋めるんだな。」
悠「頼むから人を殺人鬼みたく言わんでくれ。鞘は?」
澪「ほれ。ここだ。」
悠「よっと。これ、模造刀だけどいい刀だな。長谷部じゃん」
ともき「千草?」
悠「ちゃう。へし切り長谷部。正式名称:長谷部国重本阿花押。」
紅「何でわかるんだ?」
悠「目測で刃長がだいたい64センチ、元幅差3.03センチ、反りが0.9センチ。なにより刃文が皆焼だし」
ヒュ…パッ!
ともき「お前の知識も凄いけどよく背中に差したの抜けるな。」
悠「腕の力で抜こうとするからダメなんだ。腰で抜くんだよ。居合いとおんなじ。」
紅「居合いが解んないけどな。」
悠「そりゃそうか」
ともき「皆焼(ひたつら)って?」
悠「あぁ、本来刀ってのは刃の部分だけに刃文って模様が見られるんだけど、この加工法は刀身すべてに焼き入れを行うから皆焼って呼ばれてるんだ。皆焼は非常に難しい加工法でな、失敗すると刀の品質が落ちる。」
ともき「へぇ、なるほど」
悠「よっ、ほっ、はっ」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
紅「ヘタヘタ言うわりには巧みに操ってるな。」
悠「振り回すだけならガキにもできるだろ?」
ともき「危なすぎだ」
悠「それに刀使うのはダメだ」
ともき「なんで?」
悠「欠ける、すり減る、汚れる」
ヒュン!ブン!パシッ!
ともき「投げるなよ…」
紅「しかし、また、えらくしょぼちい理由だな。」
悠「しょぼくないさ。刀に関わらず何でも大切な物は使わずとっときたいんだよ」
ヒュ…
ともき「けど、逆にいえば、包丁みたいに使えば使うほど研ぎすんでいくものもあるだろ」
悠「日用品は別。」
紅「ところでさ刀は?」
悠「はて?」
澪「悠、天井見てみ。」
悠「うぉ!刺さってる!?」
美喜「はい、修理代は請求するから。」
悠「ちぇき。ブルーフロートひとつくれ」
紅「お、似合いそうなのが来た」
悠「あん?」
紅「ほい、パス」
ヒュンヒュン!!パシッ!
悠「うぉっ?!おま……アホか!抜き身の刀投げんじゃねぇよ!」
ともき「よく掴めたな…」
悠「掴まなきゃ刺さってるだろ!」
紅「刃引きしてるし、模造刀だから大丈夫だって。」
悠「刃引きしてても切っ先は尖ってをだから刺さるだろ!!」
紅「悪り、悪り」
悠「ったく、んでこの刀どしたよ」
澪「倉庫で埃被ってたんだ」
悠「どういうこっちゃ」
美喜「何でもかんでも突っ込んでるからね。いるなら持って返っていいわよ。」
悠「持って返ってもなぁ」
ヒュン!ヒュン!
紅「悠は日本刀が似合うな。和柄の服がぴったり」
悠「下は軍パンだけどな。っか、俺に合う武器はないぞ。」
ともき「スコップとか鍬ならどうだ?」
悠「農作業用の武器だな。それなら確かに俺にはぴったりだわ。」
紅「スコップで頭しばいて埋めるんだな。」
悠「頼むから人を殺人鬼みたく言わんでくれ。鞘は?」
澪「ほれ。ここだ。」
悠「よっと。これ、模造刀だけどいい刀だな。長谷部じゃん」
ともき「千草?」
悠「ちゃう。へし切り長谷部。正式名称:長谷部国重本阿花押。」
紅「何でわかるんだ?」
悠「目測で刃長がだいたい64センチ、元幅差3.03センチ、反りが0.9センチ。なにより刃文が皆焼だし」
ヒュ…パッ!
ともき「お前の知識も凄いけどよく背中に差したの抜けるな。」
悠「腕の力で抜こうとするからダメなんだ。腰で抜くんだよ。居合いとおんなじ。」
紅「居合いが解んないけどな。」
悠「そりゃそうか」
ともき「皆焼(ひたつら)って?」
悠「あぁ、本来刀ってのは刃の部分だけに刃文って模様が見られるんだけど、この加工法は刀身すべてに焼き入れを行うから皆焼って呼ばれてるんだ。皆焼は非常に難しい加工法でな、失敗すると刀の品質が落ちる。」
ともき「へぇ、なるほど」
悠「よっ、ほっ、はっ」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
紅「ヘタヘタ言うわりには巧みに操ってるな。」
悠「振り回すだけならガキにもできるだろ?」
ともき「危なすぎだ」
悠「それに刀使うのはダメだ」
ともき「なんで?」
悠「欠ける、すり減る、汚れる」
ヒュン!ブン!パシッ!
ともき「投げるなよ…」
紅「しかし、また、えらくしょぼちい理由だな。」
悠「しょぼくないさ。刀に関わらず何でも大切な物は使わずとっときたいんだよ」
ヒュ…
ともき「けど、逆にいえば、包丁みたいに使えば使うほど研ぎすんでいくものもあるだろ」
悠「日用品は別。」
紅「ところでさ刀は?」
悠「はて?」
澪「悠、天井見てみ。」
悠「うぉ!刺さってる!?」
美喜「はい、修理代は請求するから。」