ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき。」

まゆ「やあ。」

悠「あ、こんな時間だ。帰らないと」

ともき「腕時計してないし、今来たばかりだろ?」

悠「後生だから離してくれ」

ともき「お前が俺を連れてきたんだろ……っか、なにかしたのか?」

悠「わからない」

ともき「なら、大丈夫だろ」

悠「いや、思い当たる節が有りすぎてどれかわからないんだ。」

ともき「あのなぁ……けど、違うみたいだぞ。」

悠「へ?」

まゆ「なにも、顔を見ただけで避けなくても…」

美喜「あーぁ、最低…」

悠「うわぉ!?俺いま、ここ最近で一番わき汗がひどいかもしれないくらいの状況だ!」

ともき「もっと別の例えは無かったのか…」

悠「無双2~3くらいの難易度最大の呂布にあったくらいの状況だ」

ともき「さらに分かりにくいなぁ」

悠「あの時代の呂布は本当にチートだったと言いたいのさ。それで、まゆは何してるんだ?」

まゆ「……君は本当にマイペースだな。」

ともき「マイペースってより、唯我独尊だよ。」


悠「そこはあえて悠我独尊といってくれ。」

ともき「レモネードもらえるか?」

澪「わかった。カットレモン沈めるか?」

ともき「いや、グラスの角に刺しといてくれ。」

悠「どうだ、これくらい無視られても俺は全然平気なんだぜ?」

まゆ「全然自慢にならないね。中山くんが呆れるのもわかるよ」

悠「違うよ。ありゃ、照れてるんだよ。」

ともき「照れる要素がねぇよ!」

悠「それで、まゆはどした?」

まゆ「僕だって夏休みくらい出歩いて遊んだりするに決まってるだろう…」

悠「マジか…」

まゆ「……君はいったい全体、僕をどんな目で見てるんだい?」

悠「いっていいのか?」

まゆ「……聞いておこう。」

悠「頭の固いリアリストマークIIU・N・オーエンはボクッ娘なのか?」

まゆ「理解できたのが頭の固い、現実主義者部分だけだ。中山くん、よければ訳してくれないかい」

ともき「俺にもわからないな。けど、マークIIってのは初代が居るって事と、U・Nの件は、U・Nオーエンは彼女なのか?ってのをイジって、まゆの一人称が僕だからボクッ娘っていったんじゃないかな。」

まゆ「そこまで理解できてたら十二分だと思うな…。どうやってそんな理解力を?」

ともき「なんとなくだよ。」

まゆ「なんとなく……うーん、解らないな。」

悠「解らないことを考えるな、頭いたくならぁ」

まゆ「はぁ…君との会話に頭が痛いよ。」

悠「きゃきゃのきゃ」

まゆ「ところで、宿題はやってるかい?」

悠「あ、ウグイス嬢が泣いてる」

ともき「普通、セミとかだろ。しかもウグイス「嬢」かよ!それならせめてウグイスにしろ!」

まゆ「やっていないんだな」

悠「俺は最後までやらないで後で泣を見るタイプなんだよ。」

まゆ「……」

ともき「なら、はやめにやれよ!」

まゆ「……中山くんがいないと会話にならないな」
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