ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

澪「悠、おかわりはどうだ?」

悠「……」

美喜「悠?」

悠「…すぅ…すぅ」

ツンツン…ツンツン…

翡翠「…ねてる…」

澪「え~…さっきまで普通に話してたのに…起こします?」

美喜「ほっときなさい」

優日「ちぇき」

優希「ちわっす。」

紅菜「こんにちは」

千草「ちょりっす」

小雪「こんにちはかな」

彩「こんちは」

美喜「いらっしゃい…って、これはまた、ほぼ飲めない人ばっかりね。」

澪「しかも、なにメンツ?」

小雪「みんな、同じ学校かなかな」

美喜「あら、そうなの」

ナデナデ

小雪「なぜか撫でられたのかな!?」

千草「よかったね」

小雪「よ、よかったのかな?」

稲葉「クスクス。小雪は可愛いわね。」

美喜「そうね。すごくかわいい。」

彩「……」

稲葉「彩」

彩「え、あ?なに?」

稲葉「久々なんだから喋らないと没個性と影の薄さに磨きがかかって……形容もできなくなるわよ。」

彩「お前、ガッツリ酷いな!?」

稲葉「ごめんなさいね。けど、はっきりいっておかないと消滅しちゃうから。」

彩「なにが…」

稲葉「彩が」

彩「消滅しねぇよ!?」

優日「後輩の評価をきいてみよう。優希くん、紅菜ちゃん。雪はどんな感じ?」
優希「人気高いっすよ。主に女子から」

紅菜「文化祭で手作りお菓子の喫茶店でかなり有名になったからね。あと、中学生が三年の教室にいるって」

小雪「中学生じゃないかな!?」

稲葉「小学生よね」

小雪「さらに学年が低くなったかな!?違うかな!」

紅菜「稲葉さんは超有名よね」

優希「教師より権限があるって噂だし。」

稲葉「クスクス、そんな事ないわよ。牛耳るとしたら、あと二年はかかるわ。」

千草「二年あったら出来るんだ…」

優日「千草ちゃんは?」

優希「男子からの人気はぶっちぎりと思いますね。素晴らしいスタイルにスポーテ…って痛ててて!?」

紅菜「……」

稲葉「仲良しね。優日はどうかしら?」

優希「痛たた…月見里先輩は……そんな噂は聞かないな。あ、けれど…」

紅菜「誰も帽子の下を見たことないって噂なら七不思議のひとつになってるわ」

小雪「予想外の噂かな…」

稲葉「そうかしら。超人見知りで、絶対帽子領域の優日ならそっちの噂が広まってもおかしくはないわ。」

優日「帽子が無いと爆発するからね。ね、雪」

小雪「優日ちゃんは爆発したりしないかな!?」

稲葉「さて、問題の彩だけど」

彩「……」

優希「えと…」

紅菜「……」

彩「いいよ…もういい…」

優希「いや、その…普通です」

彩「普通…」

稲葉「優希くん。それ、とどめよ?」

紅菜「馬鹿…」

優希「……すんませんしたっ!!」

悠「うわっ!?」

「「「!?」」」

悠「……あ、夢か…はぁ、よかった…」

彩「び、びっくりした…」
悠「んー……翡翠、帰るか!」

翡翠「…コク…」
77/100ページ
スキ