ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

悠「あ…………」

美喜「?」
澪「?」
ともき「?」
優希「?」

悠「…………つい」

ともき「間が長げぇ!」

悠「だってぇ~暑いんだもん~なぁ?」

翡翠「…コク…」

悠「はぁ…こうなったら今夜の飯は…酸味がきいてズルズル啜れる…」

優希「冷やし中華?」

澪「ソーメンとか?」

美喜「ザルうどんじゃない?」

ともき「オクラと山芋とネギトロのネバネバ丼とか」

悠「いや、キムチ鍋inラーメン。」

「「「暑苦しい!!」」」

悠「暑いときには辛くて暑いもんを食うのが必殺だろ」

優希「誰に対しての必殺ですか…」

悠「ダメか?」

翡翠「…からいの…やっ…」
悠「やっ…かぁ~。やっぱり子供にはダメか。」

澪「俺でも嫌だよ」

ともき「だいたい…熱帯夜にそんな夕飯つくったら真桜ちゃん大激怒しないか?」

悠「大激怒?まさか、鍋に顔を漬けこまれるだけだ。」

美喜「大惨事ね」

悠「けど、最近困ったことに真桜は引きこもりきりでな」

ともき「引きこもってるのか…」

悠「風呂場に」

優希「なんで!?」

悠「浴槽に水張って浸かりきりなんだよ…カッパじゃあるまいし。せめて水着きろといってるのに全裸だし…わざわざ、スク水を買ってきたのに。」

ともき「悠、お前は多分…素のつもりだろうけど……いってること犯罪臭しかしないからな。」

悠「冗談だよ、スク水は稲葉に買ってきてもらったて」

優希「スク水は本気かい!」

悠「スク水はジャスティスだ」

美喜「警察呼ぶ?」

悠「冗談だからやめてください」

翡翠「……」

悠「けどさ、考えてみてくれ。素っ裸で水風呂に浸かりきりより、なんかしら着てた方がいいだろ」

ともき「水風呂から出すことを考えろよ…」

悠「だってぇ怖いもん」

優希「怖いもんなんかないでしょ」

悠「あるある。最近は階段が怖い。」

ともき「怪談?」

悠「いや、怖い話とかじゃなくて物理的な階段」

優希「なんでそんなものが?」

悠「いやぁ、まだ目がぼやけてるだろ。毎朝同じところで踏み外して落ちるんだ。ほら、袖をめくるとこの二の腕とか」

優希「うわ…あざだらけ。しかも黄色くなってる…」

ともき「おま…しまいに死ぬぞ」

翡翠「…!?…」

悠「頭から落ちたらいいけど、首からだと逝くなぁ…」

優希「普通頭が致命傷になるんじゃ…」

悠「俺の唯一の自慢はな、頭の硬さだ。」

優希「もっとあるでしょう!?」

美喜「……けど、おかしくない?なんで、階段から落ちて二の腕なんかに痣ができるのよ」

悠「ん?階段から落ちる→右手をついて一回転ひねり→真桜に「朝からうるせぇなの!」って着地前に叩き落とされて床に激突」

ともき「階段だんじゃなく真桜ちゃんが怖いだけだろ!」

悠「だから、最初にいっただろ。真桜が怖いって」
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