ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

紅「ちぇきっす~」

崇「よぅ。」

本郷「ふっ」

紅「あ!崇さん♪…っと本郷。」

ポン

崇「よくやったな。」

紅「はい?なにがっすか?」

本郷「ふっ」

紅「…って、アレ帰るんすか?」

崇「あぁ、またな。」

紅「お疲れさまですっ。」

澪「紅、なに作る?」

紅「うーん、紅いのがいいな。」

美喜「また、無茶な注文を…」

紅「あ、あれあれ。あのブラチラマリー」

澪「ブラッティマリーだな。」

美喜「ボケが雑。」

紅「難しいなぁ。」

澪「まぁ、無理にボケなくてもいいんじゃないか?」

美喜「そうね。あんた自分のボケに笑って潰れそうだし。」

紅「いや、そこまでは流石にないって」

美喜「どうかしら」

紅「それより、今日はやけにガランってしてるな」

澪「少し前までは、№sがいたけどな」

紅「あり?今日は集会じゃ無かったよな。」

美喜「違うわよ。」

紅「なら、良かった。本郷オフ日だし」

澪「本郷さんのオフ日はみんな知ってるんだな」

紅「まぁな。だって本郷、三百六十五日働き詰めだし。崇さんのためなら朝も昼も夜も二十四時間フル稼働。」

澪「アレかな…本郷さんは崇さんの側から離れると死んじゃうのか?」

紅「いや、命令されてないと死んじゃうんじゃないかな。」

美喜「どっちにしろおかしいわよ…」

紅「きっと、本郷は崇さんに会うことでエネルギーを精製してるんだよ。」

澪「植物の光合成みたいなもんか?」

紅「かもな。」

美喜「なまじ否定できないのがなかなか怖いわね。…」

紅「池袋七不思議のひとつだ。」

美喜「……ほか六つは?」

紅「調査中」

美喜「なんじゃそら…」

紅「へへ……悪い、ちょっと眠たいから寝ていいかな…」

美喜「……喧嘩で体力消耗し過ぎたの?」

紅「なんだ、知ってたのか…」

澪「崇さんもな」

紅「そりゃ…恥ずかしいな。いいとこ無しだったし…」

澪「顔面にホームランしたじゃないか」

紅「ほぼノーダメージだったけどな」

美喜「アレもタフすぎね」

紅「いや…よくわからないけど直撃した訳じゃないらしい……両目は潰れたけど」

澪「潰したのか?!」

紅「よくわからないけど…視力は一時的に無くなってるみたいだ……あー…眠い。」

美喜「ソファーで寝たら?」

紅「そうさせてもらうわ…。悠とやると…神経…使う…」

澪「ちょ、フラフラしすぎ!肩貸すよ。」

紅「あぁ、悪いな……夜十一時に起こしてくれ…zzz…zzz」

澪「早っ…」

美喜「はぁ…こんなにクタクタになるまで喧嘩するなんて、男はバカね。」

澪「いや、俺も男なんですけど…」
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