ｰラスタ･ラヴｰ

悠「あっついなぁ。」

拳二「あぁ、確かにあちぃ。けど…ぷはっ。ビールがうめぇわ」

悠「そーだなぁ。」

澪「悠、言葉の端々が蕩けてるぞ」

悠「この暑さだ蕩けもすらぁ。あ～…汗とともにミネラルが不足していくぅ」

美喜「どういうそれよ…」

悠「夏のミネラル不足は熱中症なんかの原因になるんだぞ。だから、麦茶でミネラルを補給する」

美喜「ミネラルの話だったけ？」

悠「いや、ただノリでいっただけ」

拳二「っか、麦茶でなく俺は泡麦茶のが断然いいな。」

悠「ようはビールだろ。」

拳二「そういうこった。かっかっか。」

悠「はぁ、ゴリラはこれだから。俺もそのとおりだと思う。」

澪「同類かい…」

悠「仕方ないだら、こう暑いと真桜じゃ無くてもやる気も出ないし、出歩きたくもないだら」

美喜「だらってなによ。だらって」

悠「……なんだろ。どう思う？」

拳二「ギンダラとかじゃね？うめぇよな。」

悠「ああ、ギンダラか。なるほど。」

澪「ダメだ…本気で会話になってない」

悠「はぁ…ところでさ、拳二はなんか用があったのか？」

拳二「ぁー？ねぇよ。お前こそなんか用があったんじゃねぇのか？」

悠「いや、普通に飲みに来ただけ。」

澪「え、ちょい待って。二人いっしょに入ってきて並んで座ったよな？」

悠「あぁ。」
拳二「あぁ。」

澪「こう…なんか二人で用事が終わったからついでに飲みに来たとかこれから用事があるから時間潰しに飲んでるんじゃないのか？」

悠「違う。俺はいつもの散歩のついでに寄った。」

拳二「俺ぁは集金のついでだ。」

美喜「さっきまで普通に今までいっしょに居ましたよみたいな雰囲気はなによ…」

悠「さぁ…視界に入ったからゴリラかなんかかと思って。」

澪「その結論はおかしい」

拳二「ゴリラ、ゴリラ、ゴリラうっせぇなぁ。てめぇも貞子じゃねぇか。このうざ髪。切れ。」

悠「ほっとけ……っか、前髪に触れたら…喰うぞコラ。ワキガゴリラ」

拳二「かっかっか…はぁ～…いっかい教育してやらねぇとダメか？あぁ？」

悠「……」

拳二「……」

ともき「ちわっす……って、なにこの空気。」

悠「おぅ、ともき。今からゴリラの駆除するから。まってろ」

拳二「おぅ、ともき。今から貞男を成仏させっから。話しはそのあとだ。」

ともき「話が見えないんだけど……とりあえずデコぶつけ合って暑くないか？」
悠「……確かに」

拳二「……暑いな。」

「「やめるか…」」

澪「ともき、ナイス。」

ともき「いや、何がなんだか…」

悠「あっついなぁ。」

拳二「あぁ、確かにあちぃ。けど…ぷはっ。ビールがうめぇわ」

美喜「こっちは会話がループしてるし…」