ｰラスタ･ラヴｰ

紅「ちぇきっす。」

悠「よう、ちょっとすまんな。」

紅「おぅ？どったんだ？」
美喜「ラジオ聞いてたら、急に出ていったわ。」

澪「セクハラしにいったんじゃないか。」

紅「あー、悠の日課か。」

千夜「悪い病気の間違いだろ。」

紅「お、千夜ちゃん。珍しいなこんな時間に居るなんて」

千夜「もう帰るさ。」

紅「そうつれないこというなよ。あ、澪、千夜ちゃんと同じのくれ。」

千夜「テメェとツレあうつもりはねぇ。」

紅「持ちつ、持たれつつでいこうや。」

千夜「ざっけんな…。テメェに何をもたせられんだよ。」

紅「んじゃ、何をしてほしい？」

千夜「黙ってくれ。もしくは、横っ面蹴らせてくれてもいい。」

紅「そいつは勘弁だな。」
澪「はい、炭酸水」

紅「……すまん、カクテルにしてくれ。」

澪「はいはい。」

千夜「アホ。」

紅「千夜ちゃんが妙なもの飲みすぎなんだよ。」

千夜「甘くも、味もない、だからいいんだろ。」

紅「そんなもんかな。」

千夜「……ま、美味くはねぇな」

紅「ありゃ？じゃあなんで炭酸水なんかのんでんだ。」

千夜「酒は飲めない、だが、炭酸飲料は甘すぎる……なら、炭酸水しかねぇだろ？」

紅「千夜ちゃんは炭酸が飲みたいんだ。」

千夜「そういう…ことだな。」

美喜「話に横やりを挟むけど、コーヒーはどうなの？」

千夜「ブラックだ」

美喜「苦いのはいいのね。」

千夜「甘いよりは俄然な。」

美喜「ふーん…なのに、お酒はダメ？」

千夜「……」

紅「俺も強いほうじゃないけど、飲めないってこたぁないけどな。」

澪「はい、コープスリバーにしてみたよ」

紅「お、さんきゅ。」

美喜「ね、本当に一口ものめないの？」

千夜「ダメだ。匂いくらいや料理に使うのは平気だがな。一口でも飲むと、すぐに気持ち悪くなって逆流する」

澪「見た目的には酒には強いって雰囲気なのにな。」

千夜「俺の特異体質なんだろうな…お袋は酒飲めるし。」

紅「悠が炭酸に酔うみたいなもんか。」

千夜「らしな…よくは知らねぇけど」

紅「っか、酔ったあとはどうなるんだ？」

千夜「……そのまま丸一日は潰れちまうな。吐いたあとはほとんど一瞬だ。頭ん中が真っ白になってホワイトアウト。」

紅「ふーん。って、事はホワイトアウトしたあと誰かに介抱されたんだ」

千夜「……」

美喜「もしかして、女関係？」

千夜「馬鹿いうな。俺が初っぱなに酔ったっか迷惑かけたのは氷室さんだ。」

美喜「……読めたわ。アレでしょ。氷室さんに飲むのを誘われて、初飲みでやっちゃたたと。」

紅「あー。」

千夜「……正解だよ。」