ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7
ー小鳥遊邸(台所)ー
鈴猫「うんっ、しょ…」
悠「……」
鈴猫「なに?」
悠「いや、女が髪縛りあげてる姿っていいなぁって。俺、後ろ髪あげてるの好きなんだよ」
鈴猫「にゃっ///」
悠「おふくろがよく夜会巻きとかにしてたからな。弱いんだよ。いっつも髪で遊んでたし」
鈴猫「(その頃から髪フェチ!?)……あっ……お母さんって…」
悠「ガキの頃逝っちゃったよ。まぁそのせいでマザコンなんだけどねん。いっひっひ。さぁて、おしゃべりは後だ。フライパン頼む。」
鈴猫「あ、うん…(いいにおい)これは?」
悠「細かく刻んだ玉ねぎとニンジンと押し麦を炒めてる。こっちの鍋はゆっくり火にかけてダシをとった昆布と椎茸のスープ。」
鈴猫「キノコ嫌いじゃなかった?」
悠「ダシくらいは平気。そろそろいいな。そのフライパンの中身を鍋にいれてくれ。」
鈴猫「うん。」
悠「そして、小さく切ったブロッコリーの芯。あとスーパーみじん切りのセロリ」
鈴猫「芯!?」
悠「甘くて美味いんだ。んで、ブロッコリーのアフロ投入して、さらに水ときの本葛粉」
鈴猫「クズ?」
悠「これを入れるとトロミが出て味も食感も優しくなる。効用もすごい」
鈴猫「(いや、すごいのは悠だよ…いろんな意味で…煮てる間に洗える物は洗ってるし。)」
悠「塩で味を整えてできあがり。次大根。まずは桂剥き」
サラサラサラ…
鈴猫「え、早っ…」
悠「鈴猫は小ネギを小口切りに切ってくれ。」
鈴猫「う、うん(料理中は口数すくないなぁ…真剣なのかな。)」
悠「皮をむいた大根はボウルにすりおろす。皮はあしたキンピラにするか…」
鈴猫「無駄にしないね。」
悠「無駄以前に食う部分だ。で、地粉を大根おろしのボウルに入れる。あと、塩ひとつまみ。大根のおろし汁を使って練る。」
鈴猫「地粉って?」
悠「なんもしらんやっちゃな…」
鈴猫「ご、ごめん」
悠「いわゆる中力粉だ。薄力粉と強力粉の間でグルテンが多いからもちもちする」
鈴猫「ふーん…グルテンね」
悠「(ちんぷんかんぷんだなアレは。)で、コレに小ねぎとゴマを投入。フライパンにゴマ油を熱して、丸く形を作って焼く。」
鈴猫「え、これだけ?」
悠「両面をこんがり焼いて……はい、上手に焼けました。すっごいカンタンでもうまい、もちもち大根餅。」
鈴猫「ふわぁ…美味しそう。」
悠「味見してみるか。和がらしと醤油をちょっとつけて食べてみ。美味いから。」
鈴猫「いいの?いただきまーす。あむっ…おいし!外はカリッとしてるのに中はもっちもち。」
悠「焼き加減のポイントはほどよいツンデレ具合だ。さて、俺はもう一品つくるから、雑穀スープと大根餅を向こうに持っていってくれ。」
鈴猫「あ、うん。」
鈴猫「うんっ、しょ…」
悠「……」
鈴猫「なに?」
悠「いや、女が髪縛りあげてる姿っていいなぁって。俺、後ろ髪あげてるの好きなんだよ」
鈴猫「にゃっ///」
悠「おふくろがよく夜会巻きとかにしてたからな。弱いんだよ。いっつも髪で遊んでたし」
鈴猫「(その頃から髪フェチ!?)……あっ……お母さんって…」
悠「ガキの頃逝っちゃったよ。まぁそのせいでマザコンなんだけどねん。いっひっひ。さぁて、おしゃべりは後だ。フライパン頼む。」
鈴猫「あ、うん…(いいにおい)これは?」
悠「細かく刻んだ玉ねぎとニンジンと押し麦を炒めてる。こっちの鍋はゆっくり火にかけてダシをとった昆布と椎茸のスープ。」
鈴猫「キノコ嫌いじゃなかった?」
悠「ダシくらいは平気。そろそろいいな。そのフライパンの中身を鍋にいれてくれ。」
鈴猫「うん。」
悠「そして、小さく切ったブロッコリーの芯。あとスーパーみじん切りのセロリ」
鈴猫「芯!?」
悠「甘くて美味いんだ。んで、ブロッコリーのアフロ投入して、さらに水ときの本葛粉」
鈴猫「クズ?」
悠「これを入れるとトロミが出て味も食感も優しくなる。効用もすごい」
鈴猫「(いや、すごいのは悠だよ…いろんな意味で…煮てる間に洗える物は洗ってるし。)」
悠「塩で味を整えてできあがり。次大根。まずは桂剥き」
サラサラサラ…
鈴猫「え、早っ…」
悠「鈴猫は小ネギを小口切りに切ってくれ。」
鈴猫「う、うん(料理中は口数すくないなぁ…真剣なのかな。)」
悠「皮をむいた大根はボウルにすりおろす。皮はあしたキンピラにするか…」
鈴猫「無駄にしないね。」
悠「無駄以前に食う部分だ。で、地粉を大根おろしのボウルに入れる。あと、塩ひとつまみ。大根のおろし汁を使って練る。」
鈴猫「地粉って?」
悠「なんもしらんやっちゃな…」
鈴猫「ご、ごめん」
悠「いわゆる中力粉だ。薄力粉と強力粉の間でグルテンが多いからもちもちする」
鈴猫「ふーん…グルテンね」
悠「(ちんぷんかんぷんだなアレは。)で、コレに小ねぎとゴマを投入。フライパンにゴマ油を熱して、丸く形を作って焼く。」
鈴猫「え、これだけ?」
悠「両面をこんがり焼いて……はい、上手に焼けました。すっごいカンタンでもうまい、もちもち大根餅。」
鈴猫「ふわぁ…美味しそう。」
悠「味見してみるか。和がらしと醤油をちょっとつけて食べてみ。美味いから。」
鈴猫「いいの?いただきまーす。あむっ…おいし!外はカリッとしてるのに中はもっちもち。」
悠「焼き加減のポイントはほどよいツンデレ具合だ。さて、俺はもう一品つくるから、雑穀スープと大根餅を向こうに持っていってくれ。」
鈴猫「あ、うん。」