ｰラスタ･ラヴｰ


『どんな企画だぁ！』

崇「……」

紅「～～！」

美喜「ラジオが再開したと思ったら初っぱなから荒れてるわね」

澪「たしかに…。っか……ジッ」
↓
小雪「うわーん！どうして稲葉ちゃんは私のパンツの柄知ってるのかなー！」

鈴猫「よしよし、ほら、落ち着いて。ね？ね？」

小雪「みんなにバレたかなー。うわーん！」

優日「というか…サンショウウオの柄なんてあるんだね。」

鈴猫「優日ちゃん…感心してる場合じゃなくて…(けど、本当にどこで買ってるのかしら。)」

小雪「シクシク…」

優日「雪。泣かなくても大丈夫だよ。ちょっと、ラスタにいる人とか、ラジオ聞いてる各ランカーの人たちにしかバレてないよ。」

小雪「……それっていっぱい居るんじゃないかなかな？」

鈴猫「少なくとも、数千人位は……確実かも。」

優日「……てへっ♪」

小雪「うわーん！」

鈴猫「あ、あぁ、けど、ほら小雪ちゃんが誰かは解らないし。」

優日「(鈴猫さんは面倒見がいいなぁ。)」



崇「……」

紅「はぁ～面白かった。崇さん、どうでした？」

崇「……そういうことか。」

紅「へっ？なにがっすか？」

崇「昨日、禅から連絡が合ってな。明日から二時間だけフリータイムが欲しいと」

美喜「ラジオの時間に当てたって事ね。それより、禅てフリータイム無いの？」

崇「いや、呼び出しには随時動けるようにしておけ……っとは、いってある。」

澪「えと…つまり？」

崇「コチラの用事がある場合以外はすべてフリータイムのはずだ。だが、禅は禅で本郷に似たワークフリーク(仕事狂い)の気がある。」

美喜「？」

崇「プライベートと仕事の時間の境界があやふやになってるんだろう。」

美喜「つまり、普段ファミレスでいる間は仕事してるようなもので、禅はそれが仕事で趣味になってる…ってこと？」

崇「あぁ、そうだ。」

紅「本郷の場合は崇さんに何か奉仕することが仕事で趣味ですもんね。」

崇「奴は俺に入れ込みすぎだ。仕事というよりも、それが当たり前と思っている。」

澪「呼吸と同じですか……それで、本郷さんは今？」

崇「軽く飲むとだけ伝えたから、車で待っているんじゃないか？」

美喜「どんだけ～…」

紅「ある意味、運転手の鏡っすね」

崇「奴は優秀だ。……だが、優秀な奴ほど少し狂っているもんだ。くく。」

美喜「笑い事じゃないでしょ…」

♪～♪～

紅「おっと、はい。こちらキングの携帯。あぁ。うん。崇さん、稲葉の子猫ちゃんからです、どうします？」

崇「古川から？代われ。」
紅「うっす。」

崇「なんだ？……解った。」

紅「どしたんすか？」

崇「大した事じゃない。」