ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

悠「3~2~1…」

優希「っ…」

悠「いっひっひ。タイムアウトだずぇい」

優希「そ、そんなぁ…」

ともき「あーあ、可哀想に」

美喜「ともきは解けたの?」

ともき「あぁ。多分こうだ。」

星凪は自分の浴衣
真桜は翡翠の浴衣
海は真桜の浴衣
翡翠は海の浴衣

星凪ぎの発言が真実、自分のを着てないなら、翡翠は真桜の浴衣をきてることになって、海の発言はウソなので、海は海自身の浴衣であり、ゆえに、星凪ぎは翡翠の浴衣となり、翡翠は真桜の浴衣を着ているのに嘘をついていることになってしまう。

だから、星凪の発言はウソで、星凪は自分の浴衣を着ている。

なので、真桜の発言も翡翠の発言も真実。
星凪の発言はウソだから、海の発言は真実。

つまり、真桜、翡翠、海の三人の中には自分の浴衣を着ている娘はいない。

ともき「海ちゃんの発言(真実)で、翡翠ちゃんは海ちゃんの浴衣で、真桜ちゃんは翡翠ちゃんの浴衣。海ちゃんは真桜ちゃんの浴衣になるって…事かな。」

美喜「……なるほど」

ともき「解ってます?」

美喜「大まかには」

澪「っか、ともきって結構頭良いよな。」

ともき「そういって貰えたら嬉しいけど、これはパズルみたいな物だから解けたんだよ。悠もいってたけど、落ち着いて考えれば誰でも解ける物だし。」

美喜「はぁ~…謙虚ね。」

ともき「はは、そうかな。俺が思うに頭良いっていうのはこういう嘘つき論理パズルを即席で考える悠だよ。」

澪「アレ即席なのか?」

ともき「悠の場合、遊びでもなんでもほぼ即席だよ。発想力と閃きが凄いんだろたぶん。よく言うじゃん、馬鹿と天才は紙一重って。」

美喜「天才ねぇ…」

ともき「悠はやや馬鹿よりだけど」

澪「はっきりいったなぁ。」

ともき「そこが悠の良いところだからな。」


悠「さぁてぇ~!優希ちゃんバツゲームだ!服を今すぐ脱げ!」

優希「無茶苦茶だぁ!」

稲葉「ちぇき。」

紅菜「こんにちは」

悠「お、きたきた。」

優希「え?」

稲葉「グッドタイミングだったみたいね。」

優希「な、なんのっすか?」

紅菜「え?千歳をコスプレさせるから衣装を持ってきてって呼ばれたんだけど。」

優希「誰に!?」

悠「俺だ。」

優希「初めから俺が正解できないの予測済みかよ!」

悠「いっひっひ。いいツッコミするようになってきたな。まぁ、バツゲームは受けてもらうけどな」

優希「…どうしても?」

稲葉「優希くん。悠とのゲームに乗った時点で、ハイリスク&ハイリターンよ。それに…自分で着替えないと悠に剥かれるわよ?」

優希「そんな嘘に…」

稲葉「そう?信じないなら構わないけど……悠って、両刀使いって…噂も」

優希「ゾッ…」

悠「衣装はこれな。ん?どした?」

優希「いえ…着替えてきます」

悠「おう。」

稲葉「クスクス」

紅菜「ボソボソ(今の本当ですか?)」

稲葉「ボソボソ(あら、噂っていったでしょ?本当かどうかなんて解らないわ。)」
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