ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

悠「西口公園でももう蝉が鳴き出してたよ。夏だな。」

澪「夏だな。夏だな。ってか、もうとっくに夏だろ。」

悠「はは、そりゃそうか。」

ともき「ちぃっす」

梓「よっす」

悠「ちぇき。」

ともき「悠、早速だけどほら。」

悠「ぁん?ともきの携帯じゃないか…なんだ?」

ともき「崇さんから電話だ。」

美喜「凄いわね…悠に連絡が繋がらなかったら、ともきに連絡したら繋がるっていうのが」

澪「というか、この場合は崇さんの見計らったようなタイミングが凄いんじゃないですか?」

梓「まぁ、どっちも凄いよ。」

悠「もしもし、なんだ?は?いや、知らんよ。やる気があるなら結構な事じゃないか。あぁ、じゃあな。んっ、ともきサンキュ。」

ともき「崇さんなんて?」

悠「なんか、紅がやけにやる気出してたから俺が何かしたかって。」

梓「したのか?」

悠「いや、まったく心当たりなし。っか、この前会ったのが最後だったし。」

ともき「ふぅん。まあ、紅くんは普段から元気だしな。」

悠「案外女関係でテンションが上がったんだったりして」

梓「紅に女いたっけ?」

悠「いや、居ないはず。」

美喜「というより、彼女持ちのが少ないでしょ」

悠「まぁな…女嫌いの千夜ちゃんに、崇主義の紅、んで、どういう訳か女にモテない俺と来たもんだ。」

美喜「訳は判るけどね。」

悠「ま、いいんだけどな。女が居なくても……なっ?」

ともき「暑苦しいから肩に腕を回すな。」

梓「暑苦しいから腰に腕を回すな。」

悠「ステレオツッコミ来たよ。」

ともき「ったく、ツッコミついでにいうけど、お前最近、遅刻が多いって黒井先生から苦情来てたぞ。」

悠「そうかぁ?」

梓「月水金しか来てない上に遅刻ってどうなんだ…」

悠「今週と先週は火木だったぞ。」

ともき「余計減ってるだろ!毎日来い……」

悠「ん?」

ともき「いや、来いっていっても無駄か…。」

梓「おいおい、ともきが諦めたら誰が悠の世話するんだよ。」

悠「俺は獣かなんかか…」

梓「猛獣だな。捕獲するならシビレ罠と麻酔玉×8個ぐらいいる」

悠「なんでやねん」

梓「落とし穴だと回避するだろ。」

悠「シビレ罠についての、なんでやねんじゃねぇよ!」

梓「あ、そうか。シビレ罠も効かないか。なんか雷耐性とか高そうだし。」

悠「わしゃ、ジンオウガか。」

梓「ジンオウガっか、オウガ(鬼)?」

悠「そんなに俺ってロリロリでうーうー☆で体操着か?」

梓「鬼とはいったが萃香、レミリア、勇義とはいっとらんわい。」

悠「じゃあ何だよ。たか?氷か?」

梓「たか?氷?先生、お願いします。」

ともき「誰が先生だ…コホン氷鬼も高鬼も遊びだろ!」

悠「じゃあカラーオウガで」

ともき「色鬼だろ。なんで英語でいった。」

梓「伊達にツッコミ王の称号を保持してないな。」
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