ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき。さっそくだがモンハンやろうぜ。」

ともき「本当に藪から棒だな。」

悠「いいえ、壁から釘です。」

澪「お、ひさびさのやりとりだな。」

稲葉「けど、なんでいきなりモンハン?」

悠「昨日2ndG久々にやったらハマったから」

優希「あれ、モンハンって3出てませんでした?」

悠「でとるよ。けど2ndGしてた。ただ今2000時間です」

ともき「お前はプライベートタイムをモンハンに削ぎすぎだろ」

悠「削いでるんじゃない。注いでるんだ主に愛と欲望を。」

ともき「をぃをぃ…」

稲葉「まぁけど、悠ぐらい超ドヘヴィユーザーならむしろ、生命を注いでるといっても過言じゃないわね。」

悠「モンハンは無印の頃から手を出したからな。もう中毒レベルだよ。」

美喜「どんなレベルよ…」

優希「無印?」

ともき「初代モンスターハンター(PS2)のことな。」

悠「あれは2004年3月11日だったな。今はそりゃ大盛り上がりだけど、当時はかなり静かだったんだよ。なにしろ、最初のクエが「魚釣れ」「生肉用意しろ」「薬草探せ」「キノコ採れ」とかしかなかって、なんのゲームだよ。ハント(狩り)じゃなくハーベスト(収穫)だろみたいな。」

稲葉「操作方も、今はボタン式が主流だけど無印の頃はアナログスティックだったし。」

悠「あの攻撃方法は斬新だったけど、アレで根をあげたユーザーは多かったと思う。かくいう俺も採取しかしないわ、モンスターは狩らないわ、操作はムズいわで何十回もコントローラーを投げた覚えがある」

稲葉「無印は壁が多かったのよね。」

悠「操作の壁、クエスト不満の壁、そして何より一番最初にぶち当たるのが肉焼きの壁だ。」

ともき「あぁ、アレな。」
悠「タン、タタン、タン、タタン、タン、タン、タン、タン、タン、タタタン…!上手に焼けましたー!の…タイミングがシビアで生焼け肉、コゲ肉製造を繰り返したもんだ。」

稲葉「一度焼けたらなれるんだけどね」

悠「ああ、けどそのおかげで今ではウルトラ上手に焼けましたでも10連よろず焼きも目つぶってても焼けれる自信があるよ。それにハンバーグでも、焼き鳥でもな。」

澪「それはリアルな肉焼き名人だな。」

悠「ちなみに俺のハンバーグの比率は牛7:豚3だ。」
ともき「俺は牛6:豚4だな」

優希「豚肉を混ぜる理由はなんでですか?」

悠「脂だよ。牛100%だと脂が常温で溶けにくいんだ。それに対して豚は牛に比べるとかなり脂が溶けやすい。」

ともき「だから、おいしいハンバーグを作るなら、牛ばっかりじゃなく豚、場合によれば鳥を混ぜるのもおいしい。口当たりを軽くしたいなら牛:6豆:4ってのもいいよな」

悠「ありだなヘルシー思考に雪花菜を使ったりもあるし。具に枝豆やひじきをいれたりしたら栄養も満点だし。」

優希「なんか、お腹空いてきましたね。」

悠「そうだな。ラーメン食いたいな」

ともき「今までの流れ無視かい!」

美喜「てゆーか、なんの話だったけ?」

稲葉「モンスターハンターだったわね。」
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