ｰラスタ･ラヴｰ

～ゲームルール～

･解答は全体で一回のみ
･質問は一人につき一度、ただし、悠が本当の事を言うかは不明。
･物理的手段で手を開かせたりするのは無し。というか、悠に触れるのはなし。

･悠は今からいっさい動かない。
･質問は一人一回だがルールの確認は何度でも可能とする。
･質問は仲間内で相談して考えてもいい
･質問の範囲は無制限。


美喜「考えたわね。質問の範囲は無制限だから別にどこにいる誰にしてもいいわけね。」

澪「しかも、これなら悠が本当の事をいってるかも確認できる」

将也「問題ないよな？」

悠「おっけーね。」

将也「……」

ﾌﾟﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙ…

ともき『はい、もしもし？』

将也「あ、中山先輩。ご無沙汰です、将也です」

ともき『ああ、どうした？』

将也「今、悠とゲームをしてて、いきなり変な質問なんですけど、昨日、悠と遊んでましたよね？その時から宝くじが当たるまで悠はどういう風にお金使ってたか、できれば細かく教えてください。」

ともき『は？えーと…俺もあんまり人の財布事情を覗いてた訳じゃ無いけど、札が二千円だけあったみたいで全部崩して使ってたよ。最終的には小銭も全部使ったんじゃないかな。取った景品子供にあげたりしてたし。それで終わって帰る途中、最後のゲームじゃ～とかいって、なけなしの小銭で300円の一枚スクラッチクジ買ったら、本当に十万円当たった。ラッキーコインってあるんだな。』

将也「なるほど…ありがとうございました。」

ともき『よくわかんないけど、今、ラスタ？』

将也「はい。」

ともき『俺もいこうかな。それじゃ、あとで。』

将也「はい。……って、ことで、悠がいったことは本当みたいだ。」

紅菜「しかも、小銭は使いきったみたいな感じだから……」

卯天「500円、100円玉の可能性も無くなって、なけなしの小銭から300円使って、残る銀色の小銭は……」

優希「50円玉…。」

悠「いっひっひ。(やるねぇ。)」

優希「一応、俺と紅菜の質問は残ってるけど……」

将也「……なんか引っ掛かるな。なにしろ出題者は……小鳥遊悠だ。」

悠「いっひっひ。」

紅菜「あ！」

卯天「どうしました？」

紅菜「50円玉だけじゃない。銀色のコインならゲーセンで手にはいるじゃない。」

悠「おっ…」

優希「オモチャのメダルか…」

将也「柏野さん。ナイスだ。もう一回、中山さんに電話してみよう。質問は柏野さんがしてくれ。」

紅菜「わかったわ」

ﾌﾟﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙ…

ともき『はい？』

紅菜「たびたび、すみません。質問なんですけど、悠さんは昨日メダルゲームはしましたか？」

ともき『いや、してないよ。というより、悠はメダルゲームはしない。』

紅菜「ありがとうございました！」

卯天「これで、オモチャのメダルの可能性もなくなりました。」

優希「確定かな。」

悠「……」

将也「いや…まだだ。今ので重要な事を思い出した。」

「「「え？」」」