ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

~ゲームルール~

・解答は全体で一回のみ
・質問は一人につき一度、ただし、悠が本当の事を言うかは不明。
・物理的手段で手を開かせたりするのは無し。というか、悠に触れるのはなし。

・悠は今からいっさい動かない。
・質問は一人一回だがルールの確認は何度でも可能とする。

卯天「質問ができるのは四回ですね」

優希「けど、悠が本当の事を言うかはわからないんだよな」

紅菜「けど、ヒントはくれるって事よね。」

将也「……さっそくだけど、悠、ルールの確認だ。」

悠「どうぞ。」

将也「悠には触れちゃいけないけど、悠の財布には触れていいんだよな?」

悠「ああ、構わない。」

将也「じゃ、失礼して…小銭を出させてもらうぞ」

ジャラジャラ…

500円玉0枚
100円玉0枚
50円玉0枚
10円玉3枚
5円玉2枚
1円玉5枚

紅菜「思ってた以上にバラバラね。」

卯天「けれど、さっき見えた限りでは1円玉は無いですね。」

優希「……悠、ルール確認だ。」

悠「はいはい?」

優希「質問は仲間内で相談して考えてもいいのかな?」

悠「いいよ。」

将也「ついでにもうひとつ、質問の範囲は無制限ととらえていいか?」

悠「おっけーね。」

優希「うん…じゃあちょっと相談します」

優希「あの…~~?」
美喜「~~ね。」

優希「あの……~~?」
澪「~~だ。」

優希「あの……~~?」
梓「~~かな。」

優希「ありがとうございます」

紅菜「千歳、なに相談してたの?」

優希「コイントスした時に使った硬貨は銀色だったか?って質問してもいいか相談してきた。結果は全員しなくていいだった。」

卯天「?」

将也「なるほど、じゃあ100円か、50円に絞れたな。」

紅菜「……あ、なるほど。けど、それだと旧500円の可能性もあるわ。」

悠「いっひっひ。(相談を上手いこと使ったな、銀色だったか?の質問をしていいか。で、NOって事はコイントスのとき銀色が見えた証拠。それが全員なら確実に10円5円1円は消えた。さらにこれなら質問回数は消費しないで済む)」

卯天「けど、財布の中からは推理しにくいですね。」

将也「いや、皆耳を貸してくれ。ボソボソ。」

「「「……」」」

将也「これで多分絞り込めるはずだ。悠、質問だ。」

悠「おう、何だ?」

卯天「悠さんの昨日から今までの行動で財布を使った内容を細かく教えてください。」

悠「えとな…昨日はともきとゲーセンに行っただけだな。UFOキャッチャーし過ぎて、すっからかんになって、帰ってる途中に遊び心でスクラッチクジ買って削ったら、なんと10万円当たった。そこからはいっさいつかってない」

卯天「ありがとうございました。」

悠「いやいや~けど、本当かどうかはわからんよん?」

将也「じゃあ、次は俺の質問。ただし、悠にじゃなく……中山先輩にする。」

悠「ほほぅ。そうきたか…」
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