ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき~♪」

澪「いらっしゃい。やたら機嫌いいな」

優希「悠、ちわ。」

紅菜「こんにちわ。」

将也「よっす」

卯天「悠さん、なにかあったんですか?」

悠「おう、優希ちゃんに、紅菜ちゃん、将也に卯天ちぇき。いや~聞いてくれよ。昨日スクラッチクジしたらさ……なんと10万円当たったんだよ!」

優希「嘘!すごい」

紅菜「いいなぁ~」

悠「だろ?だろ?いや~本当にラッキーだったわ。ラッキーコインもバカにできないな。って、事で美喜、ワインをボトルでくれないか?」

美喜「アンタ、お金があるとすぐに使うタイプでしょ…。」

悠「いっひっひ。まぁな。」

澪「あれ?コルク抜きが見当たらないな…」

悠「いいよ。貸してくれ」

澪「?」

悠「あぐぐ……っ!」

ポンッ!

将也「うわ…口でコルク抜いたよ…」

美喜「……歯折れるわよ」

悠「さぁて、祝いの美酒を味わうか」

梓「た・か・な・し・くん。俺、焼き肉食べたいな。」

悠「やかましいよ。」

梓「皆も食べたいよな?」

「「「はーい。」」」

悠「お、お前らなぁ……なら、俺とひと勝負するか?」

優希「勝負?」

悠「簡単なゲームだ勝てば今夜焼き肉をご馳走してやる。」

紅菜「負けたら?」

悠「俺が満足するまで焼き肉をご馳走してもらう。」

将也「ハイコスト過ぎだ。だいたい悠にゲームで勝てるわけがない」

悠「そんなこたぁないって。じゃあ、歳上としてハンデをやる、優希、将也、紅菜、卯天の四人でチームを組んでいい。」

将也「まだ、ハンデをくれるよな?」

悠「ちゃっかりしてるな…よし、じゃあ先にゲームのルールをいってやる。それを聞いた上で、やるかやらないかはそっちで決めていいぞ。」

優希「わかった。」

悠「えーと…財布、財布っと…あった。じゃゲームの説明だ。これは観察力か洞察力か推理力のゲーム。」

ピンッ!パシッ!コッ!

「「「……」」」

悠「ルールっても内容は単純だ。今、俺が手に握ってるものを当てる。それだけ。他に細かいルールとしては……」

・解答は全体で一回のみ
・質問は一人につき一度、ただし、俺が本当の事を言うかは不明。
・物理的手段で手を開かせたりするのは無し。というか、俺に触れるのはなし。
・俺は今からいっさい動かない。
・質問は一人一回だがルールの確認は何度でも可能とする。

将也「じゃあ、梓さん達は?」

悠「ゲームに参加してもいいが質問とかはできない。傍観だな。あくまで、質問できるのは将也、優希、紅菜、卯天の四人。さ、どうする?」

優希「俺はやる。」

紅菜「私も、面白そうだし」

卯天「将也さんどうします?」

将也「……梓さん達も参加してくれるならやる。」

梓「いいぞ。そのかわり勝ってくれよ?悠におごるのは無理だからな。」

澪「けど、俺たちが参加しても意味あるのか?」

美喜「質問もできないし。」

将也「はい、多分意味が出てきます。それに…割り勘なら大人数の方が安心できるし」

悠「いっひっひ。んじゃ、ゲームスタートだ。制限時間は無し。」
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