ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】7

ー小鳥遊邸ー

ともき「こんちは~」

バロン「ハッハッハッ!!」

ともき「お、バロン!」

バロン「がうぅ!」

鈴猫「わっとっと…バロン、飛びついちゃ駄目だよ」

真桜「ソイツになら噛みついてもいいなの」

バロン「がぁ…」

鈴猫「ダメっ!!」

バロン「わぅ…」

ともき「真桜ちゃん…なかなか酷なことを…」

真桜「冗談なの。」

鈴猫「冗談には聞こえなかったけど~?」

真桜「ふんっ…なの。それより、なんで猫がいる…なの」

鈴猫「あ、いや……」

ともき「さっきバッタリ会ったんだ。それで俺が誘ったんだ。」

真桜「……ま、いいなの」

鈴猫「ぼそ…(ともきくん、ありがと)」

ともき「ぼそ(いえいえ)。それで悠は?」

真桜「寝てるなの」

「「はっ?」」

真桜「また、ラスタでいたみたいなの。帰るなり少し寝るっとソファで潰れたから結構飲んだんじゃないか…なの」

鈴猫「怒らないのね」

真桜「今叩きだして、吐かれてもこまるなの。後で……なの」

ともき「(怖っ)」

真桜「という訳で、夕飯の準備はまだ手つかずなの。」

ともき「良かったら俺が作ろうか?」

真桜「いいのか…なの」

ともき「まぁ、ここは勝手知ったる我が家と同じだし。」

真桜「わかった、真桜も手伝うなの。あ、猫は邪魔になるから来なくていいぞなの」

鈴猫「どうせ私は料理できないわよ…」

真桜「わかってるなら大人しくしてろなのー」

ともき「はは…じゃあ、あとで」

鈴猫「はぁ……やっぱり、あの娘苦手だわ。んっ?」

悠「くぅー…くぅ…」
↑首だけソファからずり落ちていて、髪の毛が垂れ下がっている。

鈴猫「怖っ?!首折れてない?!」

悠「くぅ…くぅー…」

鈴猫「……寝てる。寝相が良いのか悪いのか…よいしょ」

悠「んっんん~…」

鈴猫「あーぁ、もう、髪がすごいことになっちゃってるし。」

さっさっ…さっさっ…

鈴猫「ふぅ、後ろ髪はこれでよしっと。あとは前髪だけど……」

そっ…
ぎゅっ…

鈴猫「にゃ?!(掴まれた?!)」

悠「んんっ……前髪に……さわ…るな。」

鈴猫「むっ…寝てても抵抗するなんて……てゆーか、寝てるよね?」

悠「くぅ…すぅー…」

鈴猫「(いつもよりお酒の匂いがする。よっぽど飲んだんだ)」

悠「んんっ……崇も…氷室さんも…やめろ……混ぜるなぁ……」

鈴猫「どんな夢見てるんだろ…。私のことは何かいわないかな…」

ツンツン…

悠「んっ……優日…すき…」

鈴猫「えっ……」

悠「やき…は…やっぱり……うどんだよ…な…」

ズデッン?!

鈴猫「痛ったた……もぅ!!なんなのよ…その寝言は!私も反応しすぎだし…あー、あーもう!」

悠「くぅ…すぅ…」





ともき「出ていきづらいな」

真桜「滑稽な猫なの。」

ともき「手厳しいな」

真桜「猫に塩を送るつもりはさらさらないなのー。」
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