ｰラスタ･ラヴｰ

千夜「……俺は同意見だ。」

紅「うん？」

千夜「行事に参加はしかたねぇとして、なんでその後まで束縛されなきゃならねぇ。騒ぐなら、騒ぎたい奴等だけで騒いだらいい。いちいちこっちにまで声をかけるな…うぜぇ。って、思う。」

澪「ここにも孤独を愛する人がいたよ…」

千夜「ぁん？」

順市「悠もソレな感じか？」

悠「うぜぇ。までは言わないけど、まぁめんどくさいわな。やること終わったんならトットコ帰って夜遊びに備えたい。」

ともき「トットコってハムタローか」

拳二「お、夜遊びで思い出した。今日ドリクラいこうぜ。それで連絡入れたの忘れてたわ。」

悠「あー……パス。しばらくいかねぇ。」

拳二「んだよ、お前メールも返してねぇんだろ。」

悠「俺の携帯は一日三回も使用したら大働きなんだよ。」

要「うわぁ、携帯の意味ねぇ」

美喜「ていうかさぁ、携帯に連絡して、出ないとイライラしない？何のための携帯よって」

紅「悠、いわれてるぞ。」

悠「大丈夫、まおが出るから。」

順市「もう真桜ちゃんに携帯やれば？」

悠「俺的には全然おっけーねだ。」

ともき「コラコラ…それしたら本当にお前と連絡つかなくなるだろ。」

悠「やっぱりダメかぁ。携帯持ってるとろくなこと無いんだけどなぁ。崇からの呼び出しとか、拳二からの連絡とか…」

ともき「具体的で個人的だな。」

悠「どういう訳か知らんが、崇からの電話があると余計なトラブルに巻き込まれる。」

紅「っか、アレじゃん。崇さんが用事あるとき以外に「トモダチデンワ」なんかする人じゃないだろ。」

悠「それもそうだな……。」

拳二「っか、俺の連絡が嫌ってなんだよコラ。」

悠「お前は……なんか、メンドイ。」

拳二「んだと！？」

紅「～～！！」

ともき「久々に紅の大笑い見た。」

澪「はい、水です。」

紅「わ、わりぃ…」

順市「どゆこと？」

千夜「ソイツは笑いの沸点が異様に低いんだよ」

悠「だから、紅さえいたらスベリ知らずになれるぞ。」

要「限定的だな…」

亮「それより、合宿っていつやるんだ？」

悠「あれ、マジなの」

亮「うだうだしてるよりは良いじゃん。悠も鈍りっぱなしだろ」

悠「うーむ…。暑いうちはだらけてたいんだけどなぁ……。ま、いいか…暇潰しはなるかな。」

亮「うっし。んじゃ、卯天くん捕まえとかないと」

悠「をぃをぃ、あんまり大事にするな…手始めの様子見なんだから。」

紅「あぁ、チームタカナシの候補生探しのな」

悠「探さねぇよ。だいたい、何度もいうが、俺は上も下も持たないし、作らない主義だっての。」

千夜「ま、そんな事はどうでもいいが……やっと、お前の横面に蹴りをいれるチャンスなのはいいな。」

悠「あれ、なんかお腹痛くなってきた…これが、ぞくにいう胃の痛みというやつかな」

ともき「ドンマイ…。」