ｰラスタ･ラヴｰ

紅「じゃあ、百歩譲って…」

悠「しつけぇよ。」

稲葉「なら、掲示板建てましょうか？組員募集の」

悠「お前もマジで止めろ。」

拳二「よすっ、ガキども毎日暑いな。」

悠「今度は拳二か…」

拳二「悠、お前また携帯持ってねぇだろ。携帯意味わかってんのか。」

悠「うるさいですよ。お前が居るだけで気温が三度上がるわ…」

拳二「かっかっか。お前の前髪よかぁマシだ。姉ちゃん、ビールピッチャーで二つたのまぁ。」

美喜「二つ？」

拳二「俺とこの貞子野郎だ。」

悠「ピッチャーでなんかいらねぇよ。」

拳二「なんでぇ」

美喜「じゃあ、悠は中ジョッキでいいわね。」

悠「ああ。」

拳二「ところで今日はなんの集まりだぁ？野郎ばっかりだな。」

悠「お前のせいで男臭いが漢臭いになりつつあるよ」

紅「拳二おっちゃん、悠が組つくるって話なんだけどな」

拳二「コイツが組ぃ？」

悠「つくらねぇよ」

拳二「ゼロから作るより、うちに来ればいいだろ。お前ならすぐにデカイ仕事任せれっぞ」

悠「お前の下で便所掃除かはじめるなんてゴメンだね。」

順市「なら、やっぱり自分で組を作らないと」

悠「やかましい！」

亮「ちゃ～す…って、どうしたんだ。悠は大声だしてるし、今日はなんか…人数多いし男ばっかりだな」

ともき「亮、実は今～少年説明中～…なんだ。」

亮「ふぅん。っか、俺は悠の傘下にいたつもりなんだけど。」

悠「ブッ！！」
↓
要「ギャー！？」

美喜「吹き出すな！あーもー…」

澪「要くん、タオルだ」

要「ビールまみれ…」

悠「ゴホッゴホッ……亮、なにいってる。」

亮「そんな変なこといったか？」

悠「かなりな。俺はお前を傘下に加えた記憶は無いし、組をもった記憶もない。」

千夜「っか、トップランカーの時点で組もちみたいなもんだろ。」

悠「はぁ…もう好きにいってろよ。」

亮「っかさ、根本はなんの話しだったんだ？」

「「「……あれ、なんだっけ？」」」

亮「えぇ～…」

ともき「悠の集団行動が苦手を治そうって話だよ…」

紅「そうそうわそれそれ。ともき、流石だ。」

悠「別に集団行動とらなくても死にゃあしないだろ。」

稲葉「それはそうね。」

順市「意外なタイミングで意外な人が肯定した…」

悠「そいつはもうほっとけ。」

亮「けど、おれも少し悠の集団行動嫌いは直したほうがいいと思うぞ。」

悠「あれ…亮くんまで…」

亮「だってさ、悠ってアレだろ。体育祭、文化祭、はてはテスト終わりの打ち上げさえ参加しないらしいじゃん」

悠「……」

要「え、マジで？」

ともき「というより、イベントや行事に参加しない傾向が多々ある」

悠「zzz…zzz…」

「「「寝るな！」」」

悠「おぉう、都合が悪いことを聞かないようにと眠気が…」

千夜「具体的な眠気だな……」