ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】10

ーラスタ・ラヴ(7/16/夜)-

悠「やさしさに包まれたい」

ともき「は?」

優日「綿あめとか巻いてみる?」

悠「ベッタベタで地獄じゃねぇか」

優日「でも、綿あめって優しいじゃん?」

悠「優しさよりもべたべたが勝るから駄目だ」

福太郎「優しい言うたらワンタンやろ。」

優日「ワンタンもいいね。包まれる?」

悠「あのな、食べ物に包まれたいわけじゃないんだわ。」

真樹「じゃあ、何に包まれたいのさ?」

悠「シンプルに言えばおっぱいかな。」

優日「乳牛の出番……ってことだね?」

悠「男性が求める女性像を総合すると牛になるというが…。ちがうんだよ、獣の乳は求めてないんだ。」

ともき「頭から最後まで何言ってんだお前は」

悠「もう心がすさんでるんだよ具体的な原因は……」

優日「ふあんと勇者でしょ?さすがにもう聞き飽きたよ」

悠「がるるっ!」

ともき「切れんなよ」

悠「まぁ、正直なところおれもいい飽きてるのはある。」

福太郎「せやろね」

悠「それでもどっかで吐き出さないと辛いんだ」

優日「山で叫んできたらいいのに。」

悠「いちいち山まで登れってか!」

真樹「じゃあ、一人カラオケルームで叫ぶとか」

悠「おい、理想的な解決策をだすんじゃない。」

真樹「理不尽が過ぎる。」

ともき「結局お前はどうなりたいんだよ」

悠「優しくされたい」

優日「プロにお金払って頼んでどうぞ」

悠「それもありっちゃありなんだが。ないんだわ。」

ともき「あるのかないのか…。」

悠「もう自分でも何言ってんのかわかんねぇ。」

優日「重症だね」

福太郎「甘いもんとかとったほうがええで。」

優日「落雁とか」

悠「食わねぇよ」

真樹「ラクガンってなに?」

福太郎「干菓子やね。仏前へのお供え物とかでみたことあるやろ?花の形とかしとる。」

ともき「お盆とか彼岸の時期になるとスーパーとかでも売ってるだろ。」

真樹「あー、んー?」

優日「甘いのは甘いけどあれって何で出来てるの?砂糖?」

プロメ(仮)【微塵粉(みじんこ)と呼ばれるもち米の粉をはじめとする穀粉(こくふん)と砂糖、水飴で作られた和菓子です。】

優日「ああ、結局は砂糖だね。不味くはないんだけど乾くとおいしくなくなるんだよね。」

悠「そういう時は砕いてコーヒーとかに溶かして使えばいい」

優日「ああ、なるほど。再利用すればいいわけね。」
96/100ページ
スキ