ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】10

ーラスタ・ラヴ(6/13/夜)-

悠「なんかいい肉が食いたい」

ともき「食えばいいだろ」

悠「なるべく値段は押さえたい」

マリア「だったらいい方法がありますよ。」

悠「ほほう聞かせてもらおうか。」

マリア「大きいレストランの生ご…」

ともき「やめんかいっ!!」

マリア「まだ言い終わってないじゃないですか!」

ともき「確実にろくでもないこと言うつもりだっただろ。」

マリア「いえいえ、そんな生活の知恵ですよ。」

福太郎「どういう生活の知恵なんやろか」

マリア「尊厳を捨てでも生きていくための生活の知恵です。」

悠「重い。実に重いなぁ。」

摩耶「お肉の代償が尊厳ってどうなのかな。」

マリア「尊厳なんてお金になりませんから、大丈夫ですよ。」

ともき「色々とやめろよ」

悠「おれが肉を食いたいなんていったばっかりに……!!」

金剛「いや、肉ぐらい普通に食え」

悠「シャトーブリアン」

金剛「なんでそんな高級肉を選ぶんだよ」

悠「いいお肉が……食べたいんです!!安西先生!」

金剛「誰が安西だ。」

京「シャトーブリアンは高いって聞くけどどこの部位なんだ?」

福太郎「ヒレやっけ?」

金剛「牛ヒレ肉の中でも中央部分のもっとも肉質が良い部位(大腰筋)や、その部位を使ったステーキのことだ。厚みがあり、とてもきめ細かくてやわらかいのが特徴だな。」

悠「金剛でいうとココだな」
ベシベシ
金剛「……」
ゴンッ!
悠「何で殴られたのか」

プロメ(仮)【コレガワカラナイ】

真樹「へー、そうなんだ。よく食べてるけど知らなかった。」

悠「お前は何気に敵増やすよな。マリアに刺されるぞ」

マリア「そんなことしませんよ。むしろお金持ちさんは靴舐めてでも媚びを売りますよ?」

ともき「やめんかい」

プロメ(仮)【ちなみに、動物の筋肉は運動量が多くなるにつれて硬くなりますが、シャトーブリアンは牛の体の中でもっとも運動量が少ない部位のためとてもやわらかいのです。」

京「柔らかいのか脂身が多そうだな」

金剛「それは大丈夫っていうか、シャトーブリアンは脂肪が少ないうえにやわらかいという希少な部位だ。厚くカットしてもやわらかいから、ステーキにして食べるのが適している。」

悠「上品かつジューシーな味わいは、ワインとの相性もバッチリだぞ。おれはそんなにワイン派ではないけど。」

摩耶「ちなみに値段ってどんなもんなの?」

金剛「150g程度で1万~1万6000円程度、ブランド牛ともなると5万円を超えるものもあるな」
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