ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

優日「あつぃ…悠、ちょっと雨降らせて」

悠「そんなこと出来るか。てんこにでも頼め。」

「むぐぐ~!!」

優日「じゃあ、風をふかせてよ」

悠「それは早苗にでも頼んでくれ。」

「むぐー!!」

優日「ここは幻想郷じゃないんだよ?」

悠「急に冷静に返すな……じゃあなんか涼しくなるような事するか」

「むぐぅ…むぐぅ…」

優日「例えば?」

悠「……水風呂にはいる?」

優日「それなら、プールいくよ…」

悠「…ひとごみヤ…」

優日「翡翠ちゃんに土下座してきてくれない?」

悠「すまん…今のは全面的に俺が悪い」

「むぐっ…」

優日「ところで、さっきから猿轡(さるぐつわ)されたうえ、後ろ手を縛られてて、ご丁寧に足にまで錠をつけられて転がされてる。涙目な人は?」

悠「ああ、彼は神埼要君。普通の魔法使いで通称、要ちゃん。ロリ疑惑ありな子。はくコメ(6/23)に放置されたから連れてきた。」

要「むぐー!!」

優日「いま猿轡と縄解いてあげるね…はい。」

要「ぷはっ!!月見里さん!助かりました!!」

優日「っ…」

サッ

要「あ、あの…なにも逃げなくても」

悠「優日は初対面には極度の人見知りだ。しばらくは我慢してやってくれ。すぐにはっちゃけるから」

要「てゆーか、小鳥遊君酷いぞ!!!」

悠「酷いって…俺が縛ったりわけじゃないだろ。猿ぐつわはしたけど。むしろ、ここまで担いできたんだから礼をいわれる立場だ。」

要「なんで担いでくる行動を取る前に、拘束を解いてくれない!!」

悠「解いたら幼女追いかけていかないか心配だったのよ」

要「俺はロリコンじゃないっていってるだろ!!」

悠「ああ、キロとミリだよな。」

要「キロとミリ?」

悠「㌔㍉。」

優日「キミロリって見えるね」

要「ぐすぐす…なんでこんな目に…」

悠「男の子は泣くもんじゃないぞ。」

要「原因は小鳥遊君だから!!」

悠「しかたないな…デコチューしたげるから泣きやみなさい。」

要「するな!!っか、俺男だからな!!」

悠「男でできますがなにか?」

要「この人怖い…」

悠「大丈夫か?ほら、ギュってしたげるからおいで」

澪「悠、そのあたりにしとけよ。」

美喜「てゆーか、店で変なことするの止めて。アンタの髪に比例して、もの凄く暑苦しいから。」

悠「ひっで…」

澪「セクハラに疲れただろ。良かったらなにか作るけど?」

要「あ…じゃ、なにかノンアルコールのをお願いします。」

澪「じゃあ、レモネードでも」

悠「はい、悠くんはブラッディマリーが飲みたいです!」

優日「はい、優日さんは泡盛フィズが飲みたいです!」

美喜「はいはい…。わかったわよ。飲んべえ二人。」

悠「っか、要ちゃん。今日どうする?ウチ泊まる?」

要「……財布もないしそれしかないか…」
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