ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

悠「日が沈んだら、だいぶマシになってきたな。パタパタ」

美喜「そうね。」

悠「なぁ、美喜さんや?パタパタ」

美喜「なに?」

悠「隣に座ってくれるのは嬉しいんだけどさ…扇ぐのやめていい?」

美喜「そしたらアンタの価値がなくなるわよ?」

悠「俺は団扇パタつかせるだけの価値かよ!」

花描「なかなかいい絵面だぞ。甚平に団扇、チャイナなんて和中華ってアンバランス感が」

悠「アンバランスっていってるし」

真桜「悠~こっちも扇げなの~」

悠「へ~い。パタパタ」

優日「こっちと鈴猫さんにも、あと稲葉ちゃんと…」

悠「俺の手は二本しかないですから!」

澪「っか、冷房いれたぞ。」

悠「澪、ナイス!このままだと俺の両手は腱鞘炎(けんしょうえん)コースだったよ。」

ともき「そんなちゃちくないだろ」

悠「どうかなぁ」

紅「んじゃ、筋肉痛になるまで腕相撲でもするか?」

悠「いや、右手が使えなくなるのはちょっと…」

真桜「そしたら、真桜が抜いてやるなの」

「「「ブッ!?」」」

悠「ゲームできなくなるって話だよ!」

真桜「冗談だなの。けど、望むならしてやらないこともないなの」

鈴猫「なにいってんのよ!」


真桜「煩い猫なの…」

稲葉「はい、ちなみに今さっきの真桜ちゃんの発言にドキッとしたひと挙手。」

ともき「しねぇよ!」

稲葉「みんな素直じゃないわね。クスクス。」

梓「いや、挙げたら色々と敗けだろ。」

悠「タイミングだな。上手いことお願いしますっていえば、もう、スケベ~って理想のセクハラ展開に…」

将也「悠が何を目指してるのか解らない…」

悠「将也」

将也「え?」

悠「解らないことを考えんな、頭いたくならぁ。」

ともき「悠はいったい、どうしたいんだ」

悠「そうさなぁ、まぁあれだよ。ノリとしては…デート行こうぜ~→いくわけないでしょ!とか、胸揉ませろー→ビンタ一発…な感じじゃないとなオチをつけないといけない。うん。」

花描「ピエロ君は本当にピエロだな。」

悠「ふふん。俺は四季のセクハラマスターだぜ?」

優日「凄い!威張れる要素がひとつもないのに威張ってる」

ともき「っか、セクハラを止める気はないのか」

悠「それは無理だ。って、事で年頃の娘さんの魅力をたっぷりとお胸にたくわえた美喜さんのサイズを確かめてみようかぁ~ん?わきわき」

バギャン!ゴッ!

鈴猫「……」
真桜「……」

美喜「私がひっぱたく前にゴツいのが二発入ったわね。」

悠「ぐぉぇ…ありがとよっ~」

優日「殴られてお礼ってたいした変態だね」

悠「いやいや、そうじゃなくて、なにも俺はおっぱい揉みたくてやってるわけじゃないんだぞ?そういうお茶目な落ちを狙う俺的コミュニケーション術なだけだ。もちろん触れたらラッキーだけどよう!いっひっひ。」

紅「回復はや…」

将也「ともき先輩解説お願いします」

ともき「セクハラ、ボケポイントが上昇してベストテンションなんだろ。」
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