ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき~……」

真桜「……」

「「「よぉ…す」」」

悠「って、なんだ?みんなバテてるな。ダレるのは俺の専売特許だぞ」

美喜「この蒸し暑いのに元気なんかでないわょ…」

花描「ピエロ君はげんきだな…」

悠「お、花描くん。ひさびさ。まぁ、俺は30度超えるまでは暑いの平気だからな。逆に寒いのはダメだ。冬場は夜の散歩以外出たくなくなる」

花描「冬は夜の方が寒いだろに…」

ともき「悠は典型的な夏男だからな…はぁ」

悠「おいおい、ともきまでダウン中かよ。っか、皆服を涼しいのに変えろよ。」

澪「うわっ…悠に服装のこと言われたよ…」

悠「澪たん、ちょいひどいな…。」

花描「けど、確かに甚平はありかもな。涼しげだ。」

悠「だろ?」

将也「けど、その格好のせいで汗だくになってたよな?」

悠「にゃ?!」

花描「どういうことだ?」
ともき「コイツ学校でも甚平だったんだよ」

美喜「はぁ?」

悠「にゃはは…」

梓「教室でいきなり着替えてウロウロして坂神会長に見つかって追いかけっこ。」

悠「まさか亮に会いにいったら居るとは思わなくてな…」

美喜「前から知ってたけどアンタ馬鹿よね。」

悠「クールビズだよ。うちの高校も夏の服装は男子は甚平か半袖短パン。女子はスク水(他の水着も可)にしたらいいんだよ。」

ともき「風紀が乱れきっとるわ。」

悠「少しでも涼しさと目の保養を考えた提案なのに」

真桜「目の保養?なら、まずはその髪型をどうにかしやがれなの。くそ暑苦しくて見てるこっちがイライラする…なの。マジうざいから伐採してくれないかなの?なんなの?バカなの?死ぬなの?」

ともき「ま、真桜ちゃん今日は飛ばしてるな」

悠「まおは暑くなればなるほど不機嫌になるからな…家で二人きりが怖いから連れ出してみたけど逆効果だったな。すまん、キンキンに冷えたノンアルコールカクテルをジョッキで真桜様に献上してくれ」

美喜「うごきたくなぃ…」

悠「ちょっと、この人本格的にダウンしてるよ?!」

花描「ははは。」

悠「いや、笑い事じゃないから!」

澪「トロピカルカクテルで良かったかな?」

真桜「コクコクコクコクコクコクコクコク……ぷはっ」

梓「すごい勢いで飲み干したな。」

真桜「ふぅ……天野」

澪「うん?」

真桜「真桜の中で好感度がうなぎ登りなの」

澪「はは…ありがと」

悠「よかった。まおのテンションがやっとローテンションになってくれた」


梓「テンションが下がって喜ぶってどうなんだよ」

悠「いや、まおのテンションが高いと容赦なく罵声を呟かれる。しかも、身内だけならまだしも誰彼なくだからな。まだ、冷静にスパッと一言で切られる方がいいだろ?」

ともき「なんか言われるのは前提なんだな。」

悠「まぁな…。」

真桜「別におかしな事を言わなきゃ真桜だってなにもいわないなのー。」
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