ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】9

ーラスタ・ラヴ(4/6/夜)-

悠「天気がいい」

ともき「そうだな」

悠「春だなぁ」

ともき「何だコイツ」

優日「変態か変な人か奇人か…」

悠「おかしいな似たり寄ったりな選択しかない」

優日「対象を取るか、選択するかぐらいの違いはあるよ」

悠「その違いはデカいんだよなぁ」

ともき「いや、分かんねぇ」

悠「つまりだな「対象に取られない」だと対象に取る効果は通じないけど、選択しての場合は効果が通るってことだ」

ともき「……ふーん。」

悠「興味津々だな!」

ともき「興味ない反応してんだろ!!」

悠「ははっ」

ともき「なに笑ってんだこのタコ」

悠「このタコなんていわれたの久しぶりだわ」

真樹「久しぶりってことは以前にいわれたことがあるんだね。」

悠「自慢じゃないがありとあらゆる罵声は一通り経験済みだ」

ともき「本当に自慢になんないぞ…」

悠「けど、くじけぬ心は手に入れられる」

福太郎「それは……素敵やん」

悠「うっへっへっ!」

真樹「キモい」

悠「ヘッドショット(デコピン)」
べチンッ!
真樹「ぎゃんっ!」

鈴猫「なにごと?!」

悠「春一番に吹かれただけだから問題ないぞ」

鈴猫「えぇ…」

福太郎「春一番のヘッドショットって怖いな」

優日「豪風とともに毛虫が飛んでくる感じかな」

ともき「いや、違うだろ。」

真樹「いたた…。けど、毛虫が飛んでくるよりかはデコピンの方がいい…。」

悠「おれもナメクジが飛んでくるよりはトラックに轢かれるほうがマシだな」

ともき「轢かれてしまえ」

悠「酷いわ!」

優日「笑いは取れるよ?」

悠「ふむ…。」

鈴猫「いや、笑えないよ!?」

福太郎「本気で身体を張った笑いかな。」

鈴猫「身体の張り方がおかしいよね?!」

優日「おかしいなら大丈夫なんでは?」

鈴猫「おかしいって面白い方のおかしいじゃないから。」

真樹「どっちかっていうと衝撃映像とかじゃない?」

悠「車で轢かれるぐらい衝撃でも何でもないだろ。」

ともき「何でもないことないんだよなぁ」

悠「けど、考えてみろトラックに突っこまれるよりも金剛にぶん殴られる方が死亡率は高いぞ?」

優日「なるほど」

悠「さらに言えば鈴猫の方が破壊力はあるし」

鈴猫「ないよ!!」

優日「やっぱり鈴猫さんがナンバーワン!強さ可憐さ美しさ!何を取っても完璧だぁ!」

鈴猫「ないから……ないからね……。」
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