ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】9

ーラスタ・ラヴ(3/27/夜)-

悠「メッコールってしってるか?」

ともき「めっ……なに?」

悠「メッコールだ」

優日「起こしてくれる電話」

ともき「そりゃモーニングコール」

マリア「女性下着のメーカー」

ともき「ワコール」

福太郎「メッコール……メッコール……あ、もしかして世界一マズいコーラ?」

悠「正解!さすが福ちゃんだぜ!」

ともき「なんだそれ…」

悠「詳しく言うと統一教会のオフィシャルソウルドリンクのメッコール」

真樹「わー、なんかいきなり不穏な感じになったね。」

摩耶「不穏な団体のオフィシャルソウルドリンクってねずみ講で水素水売ってるに匹敵する怪しさだね。」

金剛「どっちも胡散臭すぎるな」

ともき「そもそも世界一マズいコーラってなんだ」

悠「知ってる人は知ってる謎に包まれた飲み物だ。」昔は田舎の農道なんかに何故かメッコールの自販機があったんだぞ、それもなんとなくインチキ臭い自販機で」

ともき「……ぜんっぜんピンっと来ない」

マリア「変な自販機は今でもたまにありますよね放置され過ぎて錆びだらけだったの」

京「そもそもメッコールってなに?」

悠「メッコールは統一教会系企業である一和(いちわ)韓国語でイルファが1982年に発売した炭酸飲料だ。」

金剛「世界一マズいってのは?」

悠「誰に聞いてもそう評されるのがメッコールだ。韓国語では「麦」を「メッ」と発音するから麦+コーラ=メッコールとされたんじゃないかといわれてる。日本の市場だと販売元が韓流コーラとと自称していたこともあった。」

ともき「っていうか、何でコーラと麦を混ぜてるんだ」

悠「それはメッコールの生みの親であるソク・ホムンという人の天災的な閃きのたまものらしい。プロメ」

プロメ(仮)【1970年代は韓国国内の大麦消費がほぼパンに限定されていました。ソク・ホムン氏が麦茶を飲みながらボーっとしていると偶然メッコールを閃いたそうです。大麦の消費拡大に結び付く天才……天災的なアイディアということですね。】

福太郎「天災に言い直したね。」

金剛「それにしても味はマズいんだろ?」

悠「それは人によるんじゃないか(建前)?事実統一教会信者の家庭だと一般家庭でコーラを飲むように愛されてるといわれてるぞ。」

優日「事例がちっとも参考にならない特殊家庭で草」

悠「けど、発売当初の韓国だとコカ・コーラに並ぶ人気で韓国国内の大麦農家に多大な恩恵を与えたそうだ。」

真樹「へー……」

優日「実際どんな味那の?」

悠「味は炭酸・砂糖入り麦茶って感じでかなり炭酸が強くて泡がとても荒いそうだ。」

ともき「砂糖と麦茶と炭酸って…」

悠「なかなか尖ってるだろ?おれは絶対飲みたくないわ」
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