ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

金剛「いてて」

悠「どうした、金剛」

金剛「ちょっとカミソリに負けてな。あごしたにキズができてんだ」

将也「金剛がカミソリの刃に断たれたか…」

「「「……」」」

梓「将也…それは…イマイチだ」

将也「……すません」

悠「しかたない、真打ちがいこう。」

ともき「ボケたいだけだろ。」

悠「金剛はカミソリに勝ったためしはあるのか?」

金剛「いやないなぁ…」

悠「不公平な勝負だな」

金剛「そうだな。」

美喜「なに、その生産性の欠片もない会話わ」

悠「至ってなんのへんてつもない日常会話ですが?」

澪「はい、みんなはクールコリンズおまち。悠と金剛さんはビールだな。」

悠「うむ。サンキュ」

金剛「昼間からビールは気が引けるな。」

悠「けど、呑むよな。」

金剛「まぁな。」

澪「最近よく来るよな。」

金剛「あぁ…ちぃっと、暇でな。鍛練は夜だし」

悠「けっ、よくあのボケ柏といられるもんだぜ」

金剛「お前は少し毛嫌いし過ぎじゃないか?柏も話せばそこまで悪いやつじゃ……」

悠「悪いやつだよ。アイツは性格が根っから腐ってる」

金剛「そうかなぁ。確かに口は酷いくらいに悪いし手が出るのも早いけど…信念はあると思うぜ?面倒見もいいし。」

悠「騙されてんだよ。甘い汁を吸わせて、吸わせて利用する悪魔の常套手段だ。」

金剛「はぁ…」

澪「そんなに従兄のこと嫌いなんだな。」

悠「嫌いだね。だいっ嫌いだ」

梓「嫌い嫌いも好きのうちじゃないのか?」

悠「はん、ありえないな。柏はチョコと同じレベルで嫌いだ。」

ともき「比較対象がわかりずらいな…」

悠「生理的に無理なぐらいだ。」

将也「っか、チョコが嫌いってのも珍しいよな。悠って外どんなものが嫌いなんだ?」

悠「嫌いなのわりかし多いぞ。まず、タバコの煙だろ。ナスビ、キノコ、勉強、柏…」

澪「じゃあ、逆に好きってのは?」

悠「そっちは多すぎる。美少女に始まり義母に終わるくらいに」

ともき「なに揺りかごから墓場までみたいないいかたしてる…」

金剛「お前の女の癖もすげぇな…」

悠「ふふ。金剛ちゃんの事も……好きだぜ。」

金剛「そっと太ももを撫でるな…」

悠「あん、逞しい二の腕…」

金剛「……お前がいうとな、本当にそっちの気色がありそうに聞こえて怖い。」

悠「まだ、そこまで本格的に扉は開けとらん。けど…ま、ノリでなら少しくらいは…」

ともき「肩を組むな!」

悠「つれないのね。けど、やっぱりおんにゃのこやね。」

梓「まぁ、それ普通だし」

悠「はは、女は偉大だぜ。柔らかいし、いい匂い。美喜を見てみろよ。普通に居るだけでマジ癒される」

美喜「な、なによ急に…」

悠「いや、よくよく見たらお前ってスペックかなり高いよな。」

美喜「……どうも」

澪「…オーナー照れっ痛!」

美喜「ん?」

澪「ナンデモナイッス」
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