ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき~。」

美喜「あ!」

悠「へっ?」

ブシュー!

悠「ぶはっ!?ごへごほっ!?な、ごほっ!?」

澪「殺虫剤直撃…」

美喜「あちゃあ…ごめん。これは本当にごめん」

悠「いい…ゴホゴホ…からゴホゴホ水くれ!水!ゴホゴホ」





悠「うわぁ…気分わりぃ…」


美喜「ごめんってば。」

将也「なんで、殺虫剤振り撒いてたんです…って、聞くまでもないか。」


ともき「なんで、こんなに蚊が?」

澪「雨続きでどうやら近くでボウフラが沸いたみたいでここに進入してきたんだよ。」

美喜「しかもかなり凶悪な蚊なのよ」

悠「都会の蚊は超進蚊バージョンだからな」

ともき「あ、生き返った」

悠「殺虫剤かけられたのは初めてだ。美喜、貸しいちだからな。」

美喜「はぁ……今回は認めるわ。」

悠「さて、この蚊をどうするか…」
ぷ~ん……パンッ!

「「「!?」」」

悠「キャアァ!?なにいま!目の前で!目の前で蚊が破裂した?!っか、なんかが飛んできた!?」

紅「すげぇ。本当に蚊撃ち抜いた。」

炎銃「ったりめぇだ。俺の腕前舐めんな。」

悠「お前かぁ!?いま、目の前でヘッドショット起きたぞ!」

炎銃「あー?当たってねぇだらいいだろ。」

悠「当たってたら今ごろ大惨事だよ!」

炎銃「ふん。」

紅「なぁ、このBB弾で蚊を撃ち抜いたんだぞ?」

ともき「この場合、撃ち抜いた事に驚くべきなのか、下手したら悠に直撃してたのに撃ったことに驚くべきなのか……。」

澪「たぶん、炎銃さんは蚊に当たっても悠に当たってもどっちでも良かったんじゃないか?」

将也「おれもそんな気がする。」

炎銃「正解だ。なに、小鳥遊に当たっても穴が空くだけだし。いけるだろって思ってた。」

悠「怖いことをサラッと言うな!」

炎銃「ピアス穴と思えや。」

悠「耳にも開けてないのにいきなり顔面はハードすぎだろ!」

炎銃「るせぇ…黙れ…」

悠「静かに銃に手を添えるなよ…」

美喜「ちょっと店内で撃たないでよ。やるなら外でして」

悠「いや、俺が撃たれるのを止めてよ!」

美喜「一発、二発ならいけるでしょ」

悠「何を根拠に……当たったら痛いんだよ?すんごく痛いんだよ?」

炎銃「タウリナー飲んどけ。」

ともき「ハバネロンのがいいんじゃないか?」

悠「ともきゅん、それやられた後に飲むやつだから。」

炎銃「よっし、じゃあ覚悟しろな。」

悠「よしの意味がわからんらん!だいたい当初の目的忘れてないか?」

炎銃「あー?」

澪「えと…?」

将也「悠が撃たれても大丈夫って話だっけ?」

ともき「え、悠は弾丸を避けるって話じゃなかったか?」

紅「いや、悠が弾丸を受け止めるって話だろ。」

悠「蚊を退治するって話だよ!俺から離れて!小鳥遊さんを過剰評価しすぎだよ!」

美喜「はぁ、ノーマット買ってこようかしら…」
75/100ページ
スキ