ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】9

ーラスタ・ラヴ(2/22/夜)-

悠「222、にゃんにゃんにゃん。」

マリア「つまり……鈴猫さんを称える日ですね。」

悠「Yes、Yes、Yes!!」

鈴猫「猫の日であって私は関係ないからね?」

悠「ははっ、ご冗談を」

鈴猫「なにも冗談じゃないんだけど?!」

京「でも、冗談じゃないんだな!」

悠「イエア!!」

鈴猫「イエアじゃないよ!」

金剛「っていうか、今日って猫の日なのか」

摩耶「といっても猫の肉を食べる日じゃないよ?」

金剛「わかっとるわ!まるで俺が猫肉を食ってるみたいに言うんじゃない!!」

悠「むしろ、猫にわが身を捧げて食われる日というのはどうかな?」

福太郎「献身的やなぁ。」

真樹「献身の度が超え過ぎてる。」

摩耶「一気に禍々しい感じになってきたね。」

マリア「私の血肉を鈴猫さんに捧げます。」

鈴猫「捧げなくていいから。」

悠「お前、職業なんだったけ?」

マリア「職業は狂信……家政婦です!」

ともき「完全に今、狂信者っていいかけだよな。」

マリア「……むしろ、鈴猫さんを信仰しない方が愚かでは?」

摩耶「本性が出てきてる感じがまさにそれっぽい」

悠「うーむ……これは本物!!」

京「本物か!」

鈴猫「本物だと困るけどね!?」

マリア「鈴猫さんが困っている姿もふつくしい……。」

ともき「もはやホラーなんだよ言ってることが」

悠「寺生まれのTさん呼んで来い」

真樹「だれ?」

悠「寺生まれのTさんだ。」

福太郎「「はーーっ」て言いながら光弾を撃って除霊できる人。」

真樹「……は?」

悠「それはさておき、猫の日だから猫の小話でもようか」

摩耶「猫の小話……猫の皿って落ちじゃないよね。」

悠「……」

ともき「おい」

悠「…………えー、猫はゴロゴロって喉を鳴らすよな。」

マリア「いま必死に考えて絞りだしましたね。」

悠「あの猫のゴロゴロ音はどういう仕組みで出ているか知ってるか?」

京「知らない」

悠「猫のゴロゴロ音が鳴る仕組みは、人間でいうノド仏のあたりに該当する「喉頭」の筋肉が収縮し、声帯が振動することで鳴っていると考えられているが、実は現代においてもはっきりと解明されいない。」

鈴猫「解明されてないんだ」

悠「一応いくつか説は存在してる。プロメ」

プロメ(仮)【血流が渦巻くことで音が出ている説。喉元を通る太い血管(大静脈)は、体中の血液を集めて心臓に送り込む働きを担っています。大静脈の血流が増えると血流が渦巻くようになり、低い音が出るとされています。その音による振動が横隔膜によって増幅され、ゴロゴロと音が鳴る、といった仕組みです。】

摩耶「なるほどね。」

福太郎「けど、幾つかいうことは他にも説はあるんやね?」

プロメ(仮)【ゴロゴロ音を出すための仮声帯がある説。喉頭にある声帯が開いたり閉じたりすることで鳴き声を出しており、人間やほかの動物にも声帯は存在します。猫の場合は「仮声帯」と呼ばれる別の器官も持っていて、ここを動かすことでゴロゴロと喉を鳴らしているという説があります。「ニャー」と鳴く声は声帯、「ゴロゴロ」喉を鳴らすのは仮声帯と、役割が分かれているという訳ですね。】

真樹「へー、どっちもそれっぽいね。」

マリア「鈴猫さんのゴロゴロを聞きたいですね。」

鈴猫「期待されても喉はならせないなぁ…」
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