ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

悠「……む?」

ともき「どうした?」

悠「いや……なぁ、みんな。ちょっとこれ見てくれないか?」

「「「?」」」

悠「これだ。」

美喜「ショーツ…よね?」

悠「ショーツ…まぁ、パンツだ。」

ともき「パンツ…だな。」

悠「あぁ、パンツだ。」

紅「白だな」

悠「ああ、純白のパンツだ」

澪「子供用だな」

悠「ああ、純白で子供サイズのパンツだ」

優日「そろそろツッコミいれない?」

ともき「コホン、なんでパンツもってんだよ!」

悠「うむ、わからんから皆を呼んだんだ。今、ポケット探ったら出てきたんだ。」

美喜「あんた…ついに犯罪を……」

悠「いや、犯罪したならわざわざ見せびらかしたりせん」

紅「冷静だな」

悠「なんかこう…起こっちゃった後だと逆に落ち着いちゃってさ。」

優日「パンツにこころ辺りは?」

悠「まおのパンツだ。」

澪「ますます、生々しいなをい…」

悠「そうなんだ。なんで、まおのパンツがポケットに入ってたんだろうか」

優日「無意識に手が伸びてタンスをガサゴソ…」

悠「ないない。」

優日「じゃあ、無意識に手が伸びて干してあるのをガサゴソ…」

悠「同じだし」

優日「じゃあもう、無意識にハンカチかなにかと間違えた。」

悠「それか!」

澪「ねぇよ!っか、無意識にだとしたらお前大丈夫か?!」

悠「冗談だ。」

ともき「っで、結局どうなんだ?」

悠「たぶん洗濯したとき偶然ポケットに入ったんじゃないかと推理する」

紅「なるほど。っで、なんでそれを公表したんだ?」

悠「いや、こうやって大っぴらにいっとかないと何かの弾みにパンツが落ちたら、もう100%変態あつかいだろ?」

美喜「今でもかなりギリギリよ。」

悠「マジか…。それより、あのくらいの年の娘はこいいうパンツしか穿かないのか?」

紅「おれに聞かれても困る。美喜」

美喜「どうだったかしら…てゆーかなんでそんなこと聞くのよ。」

悠「アイツ服も下着も似たり寄ったりなのばっかり買うから、興味本意というか…」

ともき「欲しがらないのか?」

悠「欲がないのかめんどくさいのか…買い物あんまり行かないんだよ。まぁ、無茶苦茶高い服や下着買われるよりはマシだけどな。ガキの衣類ってなんであんな高いんだろな。」

澪「ブランドや何やらいろいろあるからな」

悠「俺なんか服のなかで一番高いのは二万五千円のを友達割り引きで一万五千で買った。軍パン一本だけだぜ。」

ともき「そんな店があるのか?」

紅「SウルフのOBがやってる店だよ。崇さんのツレで一部の人間なら割り引きが効くってわけ」

ともき「なるほど」

紅「たぶん、ともきも大丈夫だぞ。」

ともき「はは、なら今度、利用させて貰おうかな。」
72/100ページ
スキ