ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】9

ーラスタ・ラヴ(2/10/夜)-

悠「今日は良い天気だった。それだけで救われた気持ちになる。」

ともき「どんな人生の歩み片したらそんな気持ちになるんだよ。」

マリア「後ろめたい人生じゃないですかね。」

悠「小娘が!おれの何を知ってるというんだ!!」

マリア「知ってることといえば……寒さに弱いことと、焼きそばが好きってことぐらいですかね。」

悠「間違ってはねぇな」

マリア「でしょう?」

福太郎「もっと他に知っとることありそうやけど」

マリア「わからない、何も分からないですね。」

摩耶「まぁ、悠君のことを知ってても得することの方が少ないしね。」

悠「またまたぁ。おれに興味津々の癖に~」

摩耶「……」
スッ……ズンッ!!
悠「おぐんっ!」

京「発剄」

悠「内臓に響くからやめていただきたいっ!!」

摩耶「つい、イラッときて」

金剛「それはしゃーねぇわ。」

ともき「もっとやられてもいいレベル。」

悠「ちょっと何言ってるのかわかんない。」

マリア「分かるまでボコボコにされてみたらいかがです?」

悠「おぉん?!」

マリア「冗談ですよぉー」

ともき「お前もすぐ調子に乗るよな」

マリア「乗れるときに乗っとかないとダメですからね。ビックウェーブは」

金剛「ぜんぜんビッグウェーブではないけどな。」

福太郎「煽りのビッグウェーブかな?」

悠「それはもう喧嘩だな」

マリア「私、口は達者でも腕っぷしはないのでノーサンキューですね。」

ともき「自分でいうかそれ。」

マリア「口八丁だけで生きて来ましたからねっ!!」

悠「その素直さは美徳だな。さて、今日もせっかくだからアホな犯罪者の話をしていこうか。プロメ」

プロメ(仮)【ニューヨーク警察が現場に到着した時、ブレーク・リーク(23歳)はコンビニで強盗を働いていました。ブレークは警察から逃れるため、コンビニから出て逃走。2人の警察官はブレークの後を追ったが、追跡中にどちらもつまずいて転んでしまった。】

金剛「転ぶのはともかく二人ともかよ」

摩耶「これは情けない」

プロメ(仮)【またとない逃走のチャンスを得たブレークは、大きなグラウンドがある建物を見つけ、そこに入って隠れ場所を探そうとした。だがこの選択は、彼にとって大きな失敗だった。彼は建物の名前をよく見ていなかったのだ。なぜならそこは、高セキュリティ刑務所であったから。】

真樹「えぇ…」

京「自分から刑務所に入っていったのか」

プロメ(仮)【警備員は不審者のブレークを発見するやいなや、彼を捕らえてしまった。そして後からやってきた警察にブレークを引き渡した。】

ともき「天網恢恢疎にして漏らさず、だな。」
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