ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】9

ーラスタ・ラヴ(2/9/夜)-

悠「たたらたららたたらたららー♪」

ともき「ずいぶんとご機嫌だな」

悠「いや、このメロディが脳裏にこびりついてな」

福太郎「もっかいええかな?」

悠「たたらたららたたらたららー♪たったったらー♪たったったらー♪」

優日「あれ、なんだろう。私も聞いたことある気がする。」

京「己もだ」

真樹「え、分かんない」

悠「たたらたららたたらたららー♪たったったらー♪たったったらー♪」

摩耶「……あ、これ呼びこみくんじゃない?」

金剛「呼びこみくん?」

摩耶「スーパーとかで流れてるでしょ。」

悠「こっちのバージョンならわかるか?ポポーポポポポ♪」

金剛「……ああ、なんか分かるような、聞いたことある気がする。」

ともき「というか……なんでそのメロディを口ずさめるんだ。」

悠「うちにも呼びこみくんあるしな。」

京「お店に?」

悠「いや、ふつうに家に」

ともき「なんでだよ…。いや、そもそも買えるもんなのか?」

悠「買えるぞ。ちなみにがちゃがちゃの景品のミニトイもある。」

京「なんでもあるんだな。」

優日「まぁ、それでも自宅に呼びこみくんがあるのは普通ではないけどね。」

悠「まぁ、面白半分で買ったのは事実だ。そして鳴らし過ぎるとやかましいと怒られる。」

福太郎「誰に?」

悠「真桜」

ともき「子供に起こられて恥ずかしくないのか」

悠「へへっ!」

ともき「得意げに笑うんじゃねぇよ」

優日「やっぱりうるさいんだね」

悠「そら、本来は店で鳴らしてるようなもんだからな音はデカいんだよ」

ともき「分かってるならやめろよ!!」

悠「それは……ホントにな。ははっ。」

優日「これは真桜ちゃんにガチ目の説教をしてもらうべきだね。」

悠「本気で怖いからそういうのはやめよう」

福太郎「怖いんや」

悠「そりゃ怖いぞ。だって真桜の説教だぞ?」

摩耶「ぶん投げられる方がまだダメージ少ないかもね。」

金剛「投げ技は致命傷にもなりうるんだがな」

悠「その辺りのさじ加減は真桜なら心得てるから問題ない。」

優日「逆を言えば壊さないけどいくらでも痛めつけることができると」

悠「そうなるな!」

ともき「それでいいのか…。」

摩耶「まぁ、それでこそプロの仕事だよね。」

真樹「なんのプロなんだろう?」

悠「投げのプロに決まってんだろ。」

京「すごい事だな。」

金剛「確かにあの歳であの技量は本物の天才ってやつだしな。」
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