ｰ小鳥遊邸(悠の部屋)ｰ

悠「ぷはっぁ…やっぱり酒は日本酒だな」

優日「このキレと飲み口の良さがいいよね」

真桜「飲んべえが二匹なの…」

鈴猫「……」

はな「悠さん、悠さん」

悠「なんだい？酒はダメだぞ。」

はな「むぅ…。じゃなくて、ここは悠さんの部屋なんですよね？」

悠「そだぞ。はなちゃんは入るの初めてだったか？」

はな「はいです。」

悠「初体験だな。いっひっひ。あ痛！」

鈴猫「変なこといわないの。」

はな「悠さんの部屋で初めてしちゃったです～」

鈴猫「はなちゃん！？」

はな「冗談ですよ。それより本棚とガラスケースばっかりですけど服とかは？」

悠「服は下にまとめてある。っても、俺の場合ここに制服と軍パンさえあれば間に合うんだけどな」

鈴猫「もう少しおしゃれしたらいいのに」

悠「甚平着てるだろ。」

優日「確かによく似合ってるね。おっさんな感じが」

悠「誉め言葉にもらっとくよ」

はな「髪型は変えないですか？」

悠「これが落ち着くんだよ」

真桜「鬱陶しいたら無いなの」

悠「人の髪を弄るのは好きでも自分のはなぁ…どーも性に合わんのだ」

はな「けど、悠さんの顔見たいです。って、鈴猫さんがいってるですよ」

鈴猫「えぇ？！」

悠「俺の面なんか見てもつまらんだろ。むしろ、優日だろ。一見の価値ありだぞ」

優日「あはは。絶対にいやだよ♪」

悠「むぅ…。まぁ、なら飲め。ガンガン飲んで開放しろ」

優日「あは、じゃあ悠にもご返杯。」

悠「おう。サンキュ。ぷはっ」

鈴猫「呑むの早っ…えと、はい。ついであげる。」

悠「おおぅ。悪いな。……ぷはっ」

はな「悠さん、どうぞです」

悠「はなちゃんも酌してくれるのか、こりゃ味わって呑まないとな。ぷはっぁ…美味い。」

真桜「……ん。」

悠「お？まおもか？」

真桜「口移しがいいかなの？」

悠「普通で頼む」

真桜「ワカメ酒はまだ出来ないなの」

悠「はい、シャラーップ！お黙りなさいよ！」

鈴猫「あ、アンタはなにいってんのよ！」

優日「そういえば昔クラスメイトに小田まりってこがいたよ。」

悠「おだまりなさい。」

はな「まぁまぁ、鈴猫さん落ち着いてどうぞです」

鈴猫「んっ…！？ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯあにこへ(なにこれ)？」

悠「おま…それ次に飲むつもりだったウォッカだぞ…割らずに呑んだのか…」

鈴猫「ふにゃ～…」

真桜「潰れたなの。夏目、わざとかなの？」

はな「いや～ついうっかりです」

鈴猫「ふにゃ～ん///」

優日「悠、介抱しないとダメだよ。」

悠「いや、もうそのまま寝かせとけ。」

真桜「す巻きにして放り出すかなの？」

悠「やめれって……あれ？」

はな「どうかしたです？」

悠「いや、もしかして…俺いまハーレム状態じゃね？まいったねーこりゃ。今日はハッスルコースかな？」

優日「悠、水かけようか？」

悠「飲ますとかじゃなくかけるんかい！」