ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】8

ーラスタ・ラヴ(1/1/夜)-

悠「あけましておめでとう!!」

吉音「あけましておめでとー!!」

鈴猫「げ、元気いっぱいだね。」

悠「やっぱり年明けは気合が違うよな気合が!!」

ともき「お前は寝てないだけだろ」

悠「はいっ!」

優日「返事だけはいい」

マリア「返事だけしかいいところかない」

久秀「禿げ」

悠「禿げてはいない!禿げではない!!」

ともき「そこに対してはホント敏感だな」

悠「風評被害はよくない!!」

久秀「つまり風評被害で無くせばいいわけね。誰かバリカン用意して」

悠「なんでやねん。何が悲しくて新年早々に坊主にしなきゃいかんのだ。」

マリア「なにか悪いことしたとか。」

優日「シンプルにムショから出たてとか」

弩躬「完璧にそれだな」

悠「何もしてねえし、ムショにもはいったこと無い!」

マリア「留置所ですか?」

悠「それは……ある。」

ともき「あるのかよ。」

悠「留置所はみんな2.3回泊まったことあるだろ。」

ともき「ねぇよ!」

悠「……新年らしく色々と話しを仕入れてきたんだけど聞くよな。」

福太郎「ほほう、どんな話なん?」

悠「去年に引き続いて珍事件の話」

ともき「大晦日にする話では絶対なかったうえに正月早々にもするのかよ……。」

悠「むしろ、大晦日に話したりなかったぐらいだ。」

吉音「珍事件ってそんなに多いの?」

悠「いっぱい探してきたぜ」

真桜「もっと他のことに労力を使えなの」

悠「……ははっ。プロメ」
パチン

プロメ(仮)【三重県鈴鹿市の事案です。男1名、髭が白く短い、チェック柄の服、左耳にイヤホン。男児児童が帰宅中に、男に突然手を掴まれ「三年生つかまえた」といわれた。「僕は五年生です」と答えると何も言わずに立ち去った。】

ともき「何がしたかったんだよ」

マリア「冷静な返答に草生えますね。」

優日「これは間違いなく将来有望だね。」

吉音「そもそも三年生捕まえたってのが何なのよ。」

悠「ボマー捕まえた的なのだったのかもしれんぞ」

弩躬「不審者の男は三年生を捕まえることで何らかの能力を解除したかったのかもな。」

神姫「富樫仕事しろ」

真樹「本当に三年生だったらどうなってたんだろ?」

悠「そりゃ裏世界に連れていかれてたな」

千世子「絶対に三年生って答えちゃいけない系の怪異なのだ。」

ラム「それだけ聞くと本当に新手の都市伝説ぽいわね。」

悠「けどこれ、本当は三年生だったんだよな……」

ともき「怖い話の落ちみたいな言い方やめろ。」

悠「では、落ちがついたところで次の事案はこちら」

プロメ(仮)【大阪府岸和田市の事案で犯人は40歳くらいの男、黒っぽい服を着用。女子中学生が5名でランニング中、男が「パワーつけろよ。」といって、下半身を露出して走ってきた。】

久秀「シンプルにキモイ」

福太郎「どの辺りにパワーがつく要素があったんやろか」

悠「逃げることによって足が鍛えられてパワーがつく的な?」

弩躬「そういうことやってんのかお前」

悠「なんでやねん」

真桜「蹴り上げてやればいいなの」

神姫「転がして足掴んで引きずり回してやればいいのよ」

マリア「ひぇっ…。」

悠「はい、続きまして」

プロメ(仮)【神奈川県横浜市の事案でJR新横浜駅のエスカレーターで、29歳の女性の髪の毛に後ろから唾液をつけたとして、23歳の男が逮捕された。】

ともき「なんじゃそりゃ」

悠「ちなみにポニーテールを見ると我慢できずに舐めてしまうらしい」

ともき「なんじゃそりゃ」

優日「短時間でのなんじゃそりゃ2連発」

千世子「妖怪髪舐めなのだ」

ラム「本当に妖怪だったほうがまだマシまであるわよ」

吉音「悠も気をつけないと舐められるよ?」

悠「お前もポニーテールだからな」

吉音「ホントだ!?」

神姫「背後で不審な気配がしたら気付くでしょ」

吉音「あっ、そっか。大丈夫だね。」

京「うん、余裕だ。」

真樹「余裕……かな?」

プロメ(仮)【お次は大阪府大阪市の事案で不審者は年齢不詳。小学生男子児童3名と女子児童1名が遊んでいたところ、男に「おいでおいで。また警察にいうんか」と声をかけられ、頭を撫でられる事案が発生。】

ともき「またって何度目だよ」

弩躬「完全に常習犯だろ、そいつ」

優日「そしてまた通報されたんだね。」

久秀「警察にいわれることで興奮する新しいタイプの変態でしょ。」

ラム「どうなってんのよこの国は…」

福太郎「ダチョウ倶楽部のファンかもしれん」

悠「通報するなよ!絶対通報するなよ!」

ともき「身体張りすぎだろ。」
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