ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき~。」

ともき「ちわ。」

千夜「……」

悠「あ、珍しい千夜がいる。ちぇき~」

美喜「いらっしゃい、ともきと……誰?」

悠「二日ばかり顔出さなかっただけでお忘れですか?!」

美喜「冗談よ。梅雨には見苦しくて、見苦しくて、しかたないアンタの前髪を忘れるわけないじゃない。」

悠「もう、お家帰ゆ。ともきゅん行こうだお」

ともき「いや、来たばかりだろ」

悠「来て早々おもっくそマミられてんですよ」

澪「マミられてはないだろ。」

しんご「頭からガップリか。……悠ならいけるか。」

悠「無理だよ。いける要素が何一つない。けど、マミさんを守れるなら喜んで我が身で盾となろう!!」

ともき「おぃおぃ…」

悠「いや、むしろあれか…QBの野郎を食わせて、マミさん生存ルート…そこから生まれる俺との…」

稲葉「マミられ2で悠孤独発狂エンドよね」

悠「イエス!バッドエンド!って、うぉい、ゴラァ!!俺の発狂は目瞑ってもマミさんの生存は確定しろや!」

稲葉「クスクス」

澪「忙しいやっちゃなぁ…」

稲葉「それじゃあ、例のやつやりましょうか。」

悠「あー?……あれか。」

稲葉「アレよ。」

千夜「…なんだ?」

悠「え、コンビニで色んな栄養ドリンク買い込んで、鍋で似てえりくしゃー作るんだろ」

千夜「えりくしゃーってなんだよ」

悠「えらいくしゃいもの」

ともき「それを飲むのは悠だな。」

悠「いや、ほら、俺、HPもMPもSPも最大だから…」


千夜「っーより、んな気色の悪いもん飲めねぇだろ」

悠「そうだぞ!ともき、飲めるわけないだろ。」

ともき「最近、雨ばかりで洗濯ものが乾かなくてさぁ、エアコン除湿でかけてるんだよ」

美喜「はやく梅雨があけてほしいわね。」

悠「あらやだ、惚れ惚れするようなスルースキル。憎たらしいから耳たぶかじってやる。」

ともき「やめい!」

澪「転んでもただでは起きないやつだな。」

千夜「…んで、結局アレってなんだ?」

稲葉「ラスタ恒例。二者択一問題。選ぶとしたらどっち?的なやつよ」

美喜「変なことを恒例にしないで欲しいわ。」

稲葉「クスクス。じゃあ今回は……」


悠「見んな。」

ともき「こっちを見るな。」

稲葉「じゃあ…悠の…」

悠「意義あり!この二者択一は強制力が有りすぎるし、普通に二者択二になるから却下だ。俺は歌わされたし、ともきはメール晒されたんだぞ」

ともき「俺のはお前とはなちゃんが首謀者だけどな」

悠「ええやん。俺だけなんて不公平やし。見たかったし。」

ともき「俺を巻き込むな!くそっ、悠もメール晒さらせよ。」

悠「別にいいけど、見てもつまらんぜ?」

ともき「だよな…基本的に返事を単語簡潔にしかしないやつだし。」

悠「俺がゴテゴテに絵文字盛ってたら嫌だろ。っか、千夜とかはメールするのか?」

千夜「…する。」

悠「なっ、誰と!?」

千夜「氷室さんだ」

悠「あっ、なるほどね」
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